ジュリアの育て方
一昨年の猛暑で枯らして、昨年はドコモ売り切れで入手できなかったジュリア。
この間近所のホームセンターへ行ったら、なんと1000円しないで一株だけ置いてありました！
速攻購入。
で、ふんわり植え替え下のごコチラです。
このブログのプロフィール写真にもある、艶姿・・。
実は、この薔薇、私はもう3株くらいは枯らしてるんですよねー・・・。
このジュリアという薔薇は、品種としてはハイブリッド・ティーに属する薔薇なんですが、とにかく育てづらい薔薇として有名です。
まず、病気に弱い。
うどんこ病にも、黒星病にも。
きちんと薬剤散布しないと、100％やられて丸裸になります。
樹勢が強いとは決して言えない。
肥料をたっぷりやったらそれでどうにかなるわけでもない。
夏場の直射日光がさんさんと当たる場所においたら一発で弱るが、かと言って日陰は嫌い。
日本の夏の蒸れは大敵。一発アウト。
水が少なくてもダメ、多すぎてもダメ。
つまる所ですな、
強すぎる夏の日光が当たらないけど1日タップリとやわらかな日があたり、
そして湿気が多すぎるところは嫌だけど風当たりが強すぎるのも嫌で、保湿性が高いけど水はけがよく、
酸性でもアルカリ性でもないふかふかの有機質の通気性の良い団粒構造の土で、
肥料はやりすぎず途切れることなく、
葉っぱが有るうちは必ず週に一度は強すぎないできれば天然の薬剤で消毒、
根本には黒星病防止の為絶対葉っぱなど置かないようにマルチング、
水やりを忘れることなくやり過ぎることなく
夏場のムレを警戒して風通しのいい場所においてやること。
これを実行できれば、「ま、花さかしてやってもいいかな」
と言ってくれます。
ただし、これを完璧に実行したからといって、
「うわー、こんなに沢山花をつけてくれて！」
と感激するほど花をつけてくれることも有りません。
株が大きくなればそれなりに花数は勿論増えますが、景気良くびっしり花をつけるという品種ではないんですよね。
・・・ここまでいいところが全くない、手がかかる花なのに、何故こんなに人気があるのか。
ひとえに。その美しさに因るとしか言えません。
マダツボミも見えない状態なので、在りし日の私のベランダで咲いた花の写真をば。
