小保方STAP騒動と情緒と感情で科学を論ずるバカと

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先日、保守愛国ブログとして有名なねずきち氏の「ねずさんのひとりごと」に、小保方氏のSTAP細胞論文の捏造騒動の会見についての記事が上がっていたのですが、これがとんでもない頭の悪さを露呈した代物でした。
【緊急投稿】国は小保方晴子さんを護れ!

こんな事を堂々と発言する人間の頭の程度が日本人の頭の程度なのだと思われたくないので、休日を潰して批判記事を書こうと思います。

腱鞘炎がいたいよう・・(泣)

以下、枕に記事内容とはちょっと外れた内容が続きますが、記事内の引用は、上記にリンクを張ったねずきち氏のブログ、ねずきちのひとりごと の【緊急投稿】国は小保方晴子さんを護れ!からのものです。

さて、ねずきち氏のブログに関しては、私もリンクを張っているくらいで、基本的に素晴らしい記事が多いと思っております。

しかしながら、過去記事でもちょっと触れましたが、この方の歴史、政治家、皇室に関してのものの見方は、日本という国を美化しようとするあまりに論理性を欠如したお花畑になっているところが散見されるとも思っているのです。

ねずきち氏は以前、WJFプロジェクト作の朝鮮がらみのYou Tube動画の紹介をしていて、その際、記事のコメント欄はWJFプロジェクトの危険性を訴えるコメントでうめつくされたのですが、その後WJFプロジェクトをエセ保守だと弾劾する、ぐーぐるで「WJFプロジェクト」を検索すると上位表示される保守ブログの管理人の方が、WJFプロジェクトの動画を褒めて紹介していたからねずきちさんのブログへのリンクを外した!
と言う記事を見つけて、うへあ、と思いました。

他の記事でも書いておりますが、私は
「自分と寸分違わない意見の持ち主でなければ認めない、という幼稚な考えは危険思想だ」と思っておりますw
ねずきち氏が、WJFプロジェクトの安倍こき下ろし工作記事を認める記事を書いていたというのであればともかくとして、WJFプロジェクトの慰安婦やら朝鮮人のパクリ嘘下記動画やらは誰が見ても文句のつけようのない上出来の動画だと思うのですが。

今回の小保方騒動に関するねずきち氏の記事は、事実関係を全く無視し、情緒と感情による思い込みだけで日本の科学者の信頼を失墜させたアホ研究者を庇い立てし、そのアホに日本の国富を突っ込んで例え研究成果がなくてもしょうがないよくやったと言ってあげるべきなどというとんでも内容で、日本国内でまじめに研究に勤しんでいる、ありとあらゆる技術研究者を激怒させる内容のものです。

よって、この記事に関してはコテンパンのゴリゴリに批判記事を書きますが、だからと言って私はねずきち氏が朝鮮人やシナ人の工作員だと自分と意見が違うから断定したりはしませんし、リンクを外そうとも思いません。

ねずきち氏は、自分の分をわきまえずに自分の知的能力では手に負えない領域にくちばしを突っ込んで恥を晒しているだけですから。

氏のブログ記事のような、ちょっとばかり過剰な日本上げの記事は、日本のために十分すぎるほど有益なものだと考えます。
日本は長いこと自虐史観に侵され続けてきましたし、未だ自虐洗脳文章の方が、どう考えても世にあふれているので、多少の相対的客観的視点を欠いた、日本のイイトコだけを記事にするというのはバランスの面で問題はないと思っているのです。

まあ、正直微妙すぎるところも多々あります。
特に皇室がらみの記事内容がひどいですね。
皇室と、何より我が敬愛する昭和天皇に関する私の思いについてはあまりに長編になるのでついつい後回しになってしまっているのですが、いずれ必ず記事を上げたいと思っています。(ちなみに、過去記事読者の方は記事内容からお分かりになると思いますが、私は昭和の子ですw)

過去記事で中山成彬議員に対するハシャギぶりをちくりと言及したものが有りますのでご参考までに。(長いです・・)
玄奘西域記 7 〜政治家の種類と能力と中山成彬議員と安倍晋三首相と

そのうちどこかで記事にしようと思っていたのは、田母神俊雄氏についてのねずきち氏の花畑っぷり、更には皇室に対しての花畑っぷり。ついでに直近の案件で言うと、ロシアのウクライナ盗りに関する「ウクライナ、かわいそう!ロシアはひどいよ!」と言うお花畑。
いや、間違ったことを言ってるわけじゃないんですけどね。。。

正直ウクライナの件以外に関してはこりゃひどい、というほどのものではないのでスルーしていたのですが今回の小保方騒動に関する記事内容はシャレにならない。
ひどすぎる・・。

例の会見においての記者の質問がまるで話にならないシロモノだったのを確認し、この内容ではまるでどうしようもない、やはり捏造でSTAP細胞は出来ていないで決まりだな、と、いう反応はネット上に多くありましたし、私もそう思いましたが、とんでもないことに

「小保方さんは真剣にあるって言ってた!私は小保方さんを信じる!これはいじめだ!」

などという幼稚極まる事を言って、小保方氏の捏造は問題ない、論文に写真の掲載を間違ったなんて小保方さんがあるって言ってるんだから実際ある、STAP細胞があるんだから問題ない、とする

何処の宗教信者だよお前は
というようなアホな意見もぞろぞろあって目眩がいたしました。

ねずきち氏のブログの内容もこれと同じ幼稚にして情緒と感情で物を言っているトンデモ内容で、ご本人は

「肝心なことはまったく報道しようとしていないと思われるので、これについてひとこと書いておこうと思います。」

などとおっしゃっていますが、
何が問題になっているのか肝心なことを全く理解できていないくせに、
門外漢で実際の論文の内容も理解できないくせに、
更には論文の内容どころか、今回の騒動のキモ、論文に不備がある、ということが科学研究の世界においてどういう意味を持つのかすら理解できていない分際で、

「たとえ毛筋一本でも、そのSTAP細胞に可能性があるのなら、そのためにどれだけの経費をつぎ込んでも、惜しくはない。
それだけの値打ちのある研究であると思います。」

等と言っています。
STAP細胞に可能性がないとはいいませんが、その研究を続行するのであればあんなオバカに金をかけるんじゃなくてもっとまともな研究の出来る人間に資金を渡してやらせるのが筋というもんです。

ちなみに私には、小保方さんの研究が成功していたのか、そうでなかったのかはわかりません。
おそらくこれをお読みの誰にも、そのようなことはわからないと思います。


生憎ですが、まともな教育を受けた、普通の知能を持っている人間であれば、小保方氏の研究は100%失敗であったことは明白です。
勝手にあなたの記事を読んでいる読者を、あなたと同じ知能の持ち主だと決めつけて侮辱するなど失礼極まるというものですw

そもそも、ねずきち氏は「研究の成功」と言うことの意味がわかっていません。
ねずきち氏に限らず、今回の騒動で小保方氏を庇い立てする輩に共通しているのが、「本人の答弁は嘘を言ってるように見えなかった」「一生懸命だった」「真剣だった」「嘘を付いているとは思えなかった」等の情緒のみで、よりにもよって「論文」の内容を評価しているところですw
で、それを指摘されると、
「論文の出来なんか重要じゃない、重要なのはSTAP細胞が有るということだ!」
と、問題の本質をまるで朝鮮人のようにすり替えて逆ギレですwww

これはまだましな方で、ねずきち氏に至っては、詐欺師同然の研究者とも言えないような人間に国家予算をじゃぶじゃぶ注ぎ込め、それでなんの成果がなかったとしてもしょうがないなどととんでもないことを言い出す始末。

論文の出来が悪いことは勿論それだけで研究者生命を絶たれても文句を言えない大問題なのですが、理研にしろ世間にしろ、そこで騒いでいるんじゃありません。

実際に、STAP細胞があったと証明しうるデータが論文の中ですら捏造で、本人がちゃんとしたデータを提示すると言っていたのにそれが全く提示されないがゆえに、実験が成功だったという事を証明することができなくなった事を問題にしているのです。

つまり、「STAP細胞が客観的証拠で証明できる状態では存在しなかった」事が問題になってんですよ。

これらの人にとって、科学論文の信ぴょう性というのは、発表者が一生懸命で嘘を言っているように見えなくて真剣であるかどうからしいwww
しかしながら、科学研究だの論文作成だのに縁のないねずきち氏のような方々の為に説明してあげますと、論文というのは、実験手順、実験結果のデータが、研究者の提唱する事実を、他の科学者の目から客観的に見て証拠立てているか、実験結果のデータが実験を行った時のものであると証明できるのか、そしてその論文に記載されている実験手順で第三者による再現実験が複数成功するか否かで評価されるものであり、研究者が真剣だの嘘ついてるように見えないだのの、「論文の内容に関係のない感情」なんてものは1ミリたりとも論文の信ぴょう性に寄与しないのですよ。

ねずきち氏を含め、小保方氏を擁護する人間が決まっていう言葉が
「多数対一人で女性を追い詰めて」だの、「たった一人で戦っている」だのという、
悲劇のヒロインごっこに話をすり替えようとする、知能レベルの低い愚行です。

まったく、呆れ返ってものも言えませんが、そもそも研究者というものは、自分の論文を発表したらそれを真実であると証明するために「たったひとりで」世界中のライバルを相手に「証拠」「論理」を友にして戦いぬく、それが研究者という職業の
「通常の仕事」
です。
自らの発表した論文を守るのは研究者として当然の職務であって、発表した論文に不備があったのであればその論文の研究成果の信ぴょう性が疑われるのは当然の話です。

小保方氏がここまでの騒動を引き起こしたのは、彼女のやらかした論文の捏造がシャレにならないくらい、科学者の良心と常識からかけ離れた、ふざけた不正であったからで、論文の内容を論陣を張って世界の科学者と正々堂々と論争するなどというレベルではなくなったからです。
騒動初期の頃に言い尽くされたことでは有り、科学者の常識でも「あった」ことですが、(皮肉ですよ)科学研究の世界では、基本的に論文の内容については「性善説」なのです。
「論文に掲載されている実験データを捏造している」となったらそもそも論文の段階では何も信じられなくなる。
だから、科学者の良心として、カクカクシカジカの研究の為これこれの実験をこのように行いました、となっていたら、その内容が客観的に見て必要な形式を整えていて、研究者の主張を裏付ける実験内容と結果のデータが揃っているのであれば、論文は受理されます。
だからこそ、「論文か、死か」と言う有名な言葉があるのです。
その気になれば研究結果のデータ等、いくらでも捏造できます。
故に、科学者の良心として、論文に記載した実験データを捏造することは死にも値する恥辱であり、これをやらかしたが最後、何を言おうと研究者としての道は絶たれます。
これは、研究者の世界での常識です。

「先端技術のことなんてわかんなーい♪」
などという門外漢が、「そんなのどうでもいいじゃん」などとくちばしを突っ込む余地は有りません。
最初の頃に理研が、論文の写真の使い回しや、切り貼り捏造画像について「手違い」「すぐに正しいデータと差し替える」と言っていたのは、このデジタル化のご時世、本来ならそれこそ何千枚、下手すりゃ何万とあるだろうデジタル写真画像を、「未熟な研究者」がきちんと整理できなくて、また、論文提出の追い込み時期になるとわやわやになる事が普通の事であるのは研究者なら誰もが経験のある普通のことでも有り、「検証データの捏造」なんてバカなことをするリスクを考えればそんなことをするわけがないと信じていたから言えたことです。

ところが、実際にはそんな写真はなかった。

それどころか、写真の取り違えどころの騒ぎではない、他人の文章のコピペ、なによりSTAP細胞が実存すると証明立てる為のデータの捏造まで明らかになりました。

さらに、初期の頃散々言われたことですが、最初にこの論文とほぼ同じ内容の論文を小保方氏がネイチャーに投稿しても「科学に対する愚弄」だなどとまで言われて突き返され、誰も信じてくれなかったのが、今回はすんなり受理された。

なぜかというと、これは小保方氏の実験結果やら論文が秀逸だったからではなく、その共著者に世界における分子生物学の権威である共著者の若山氏、笹井氏などが名を連ねたからです。
胡散臭い小娘の適当なトンデモ論文なんぞ信ぴょう性はないけど、彼らが実験に参加して論文に名を連ねたからには本当なのだろう、ということで受理されたのです。
ところが、そのスター研究者の共著者からもデータの信憑性が無いと白旗を挙げられてしまった。

自業自得ではあるけれど気の毒なのは共著者の面々で、彼らは小保方氏から、実験結果の捏造データを提示され、その結果を踏まえてSTAP細胞はある、と信じていたにも関わらず、まさか実験結果を捏造するなどということをやらかすとは思わずにきちんと結果を自分の手で検証することなく論文に名を連ねた結果、「論文か、死か」の世界で「死」を選ぶ状況にはまってしまったのです。

捏造した結果(データ)で、論文としての理屈は通っている物を提示したとしても、論文の内容が真実であると認められたことにはなりません。
その内容が真実であるかどうかは世界の他の研究者による検証実験にかかっているのです。
実験に成功した、論文が受理された、それだけではその研究者の研究成果が認められたことにはなりません。
もし、小保方氏の論文の「不正」が、写真の取り違えだけであったなら、序文の、研究内容には無関係な文章のコピペだけであったなら、若山氏が理研の「やっぱデータ間違ってました」発表まで信じていた、「T細胞由来で作成されたSTAP細胞の8個の内2つにTCRの再構成が確認された」というのが事実であったなら、理研にしろ、他の共著者にしろ、「論文の取り下げ」には絶対に動かなかったはずなのです。
事実、これが判明するまで理研も若山氏も、「STAP細胞が作成されたことに間違いはなく、論文の不備はお詫びするが早急に修正する」と言っていたのです。

しかるに、嘘だった。
これが判明した後に小保方氏が再実験をして、STAP細胞作成に成功した、と言われたが、その細胞にもSTAP細胞、則ち、「極普通のリンパ細胞であるT細胞を化学溶液刺激して、関連性のない細胞にも変化することが可能となる状態、初期化を起こした細胞=STAP細胞」になったという論拠となる、TCRの再構成は確認されなかった。

つまり、これは「成功した」とは言わず再現できなかった、というのが正しいのです。
これを堂々と悪びれもせず発表したことにより、小保方氏はそもそも、この実験の意味すら理解していないパッパラパーだと自ら宣言したに等しい状態となりました。

今に至るまで、小保方氏以外の誰も、「小保方氏の関与抜きで」STAP細胞を作れた人はいないし、見た人もいないということがわかってしまったから大騒ぎになってんですよ、ねずきちさんw
共著者の若山氏は、理研在籍時に小保方氏とともにSTAP細胞の作成を行った、という情報は出ていますが、どのようなレベルで作成に関与したのかの詳細は提示されておりません。
そもそも、その時の実験内容で若山氏がSTAP細胞を自分は他者に証明できる状態で作成したと信じうる状態だったのであれば、自らの研究者姓名に引導を渡すに等しい論文撤回を持ち出すことはなかったでしょう。

小保方氏の研究である万能細胞の作成自体は既にES細胞や、iPS細胞他いくつも既に確立された手段が存在するわけで、彼女の研究に価値が有るのは、胚細胞以外の体細胞を、遺伝子注入という手段ではなく完全な外部刺激によってのみ作成することが可能であるという点と、その成功率の高さ(10%近い)だったのです。

それが、「STAP細胞という名の万能性を有する、化学処理によって初期化された細胞ができていたわけではない、少なくとも出来たと証明する実験結果はなかった」と証明されてしまったからこその、この不正騒動なのですよ。

ねずきち氏の記事内容は、本当に科学のことも、科学技術に絡んだ理研のような研究組織の状況も、何一つわかっていないことが、「わかっている」人間からみたら一発もろバレのアホな記事です。
勿論、私だとて理研にいたわけでは有りませんし、遺伝子関連の研究者なわけでは有りません。
ただ、理系の人間で、別分野とはいえ世界の最高峰といえるような研究所で、日本が世界をリードする最先端の研究を発表するような研究者と一緒に仕事をさせてもらえる環境に身をおき、論文作成に必死だった研究者の姿を見てきた人間にとって、別分野とはいえ状況は手に取るように理解でき、こんなことが自分の周りで起きたならとゾッとする出来事では有るのです。

今回の騒動に絡んで、ご自身のブログで問題のSTAP細胞の由来解析のためにゲノム解析をしている、匿名の(既にわかる方にはわかっているようで、ご本人も別に隠す気はないとのことですが)理研内部の方の記事に辿り着き、そこのコメント欄がもう祭り状態なのですが、そこのコメントでこんなものが有りました

Kaho 氏のブログ kahoの日記
STAP細胞の非実在について#2より
by Anonymous Coward on 2014年03月06日 14時13分 (#2557408)氏のコメント

各種の嫌疑に対しSTAP cell(って今や何なのか意味不明)とSTAP stem cellは違うとかいう言い訳にもならんものを出してくる「羊頭狗肉」を地でいくような理研の対応をみてると、真実よりも組織防衛の方が大事になった腐った集団との感が深いですね。柳田先生の危惧されていた通りです。
いくらマスコミが馬鹿でも、国民の教育水準、道徳水準が高い日本で、こんなSTAP騒ぎの虚偽がいつまでもまかり通る筈はありません。とおからず虚偽は暴かれ罰せられます。

>国民の教育水準、道徳水準が高い日本で、こんなSTAP騒ぎの虚偽がいつまでもまかり通る筈はありません
私も、こう思っていたのですが。
ところが、今回の記事にしたような、ねずきち氏のような、教育水準の低さ(というよりも知能水準の低さ。事の本質を理解するというのは教育、知識のあるなしでは有りません。字さえ読めれば自分で知らない知識を調べることは可能なんですから)を露呈するような見解が跋扈する有り様。

本当は、小保方氏のことなど日本の移民問題などに比較すればどーでもいいことでは有るのですが、海外の人材がー!!!という、移民推進バカに対する内容も盛り込めそうなので、本日はねずきち氏のバカ記事に対する反論記事を上げていこうと思います。

小保方騒動の連載記事番外、と言う扱いですが、この記事に対する反論記事で幾つかの内容は埋まりそうですね。

続きます。

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