STAP細胞騒動の問題点を整理する 〜小保方氏の未熟と今後の身の振り方

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本日、STAP細胞論文騒動の当事者である理研の小保方氏が雲隠れをやめて、記者会見を行うということで、これまでのSTAP騒動について整理した事を順次UPしていこうと思います。

この騒動に関しては、考えるべき問題点が多々あり、今回の記事で揚げるのは小保方氏という研究者の未熟性と、やらかしてしまった行いをどう治めるのかという点についてです。

例によって連載記事になりますが、この記事の中で書いていく、「考えるべき問題点」を列記しておきます。

1.小保方晴子という研究者の人間的未熟さ
2.小保方氏の未熟を放置した理研他の研究者、早稲田の指導体制のずさんさ
3.小保方氏の不正を放置した理研の動機
4.STAP細胞論文の何が問題だったのか
5.日本の科学研究に対する報道姿勢のあり方

こんなトコではないかなと。

本日の記事は、日経ビジネスオンラインの、山崎元氏の記事、ニュースの深層 3月19日の記事に触発されたものです。
もし小保方晴子さんから、「私これからどうすればいいの?」と人生相談されたら、どう答えるか。

この記事は表題どおり、小保方氏がやらかした事をどう世間的に納めて今後の小保方氏の人生をどうするか、と言う内容ですが、同じような問題(不正行為)が発生することは世間では時折発生することであり、それらのトラブルシューティングのモデルケースとして考えることは有益であろう、と山崎氏は述べています。

山崎氏はこの記事中で下記のように今後の対応のポイントを述べています。

考えるべきポイントは、次の3つだ。
(1)事件のケリをどう付けるか、(2)その後の世間との関わりをどうするか、(3)その後の職業をどうするか、だ。

その上で、(1)の内容として、

先ず、道義的な責任として、また世間との関わりとして、小保方氏の立場では、何らかの公式な「謝罪」が必要なのは間違いあるまい。
この場合、大別して、(a)自分が未熟だった。世間をお騒がせして申し訳ない、と意図的な不正や捏造(があった可能性は大きい)に触れずに頭を下げるか、(b)意図も含めて不正について事実を全て語るか、の2通りのやり方がある。
今までの延長線上で研究の世界に残るのであれば、世間は納得しないだろうが、(a)なのだろう。「ミスはあったが、意図に於いてやましい点はない」と言い張らなければなるまい。

先ずは「STAP細胞は出来たのだ」と言いつつ、徐々に「出来るはずだ」くらいに対外的に表明する信念を値下げしながら、日陰で研究を続けることになる。

常識的には想像しにくいが、全てをケアレスミスの連鎖だったとして説明すれば、理研に決定的な傷が付かない可能性もある。理研が求めている解決が、そうしたものである可能性はある。この場合、理研ないしは、理研の関連組織が小保方氏を雇用し続ける形になるかも知れない。

と述べておられるのですが、もはや「理研が求めている解決が、そうしたもの」ではなくなった結果、今回記者会見を行うにあたり、小保方氏は真っ向から理研及び世間と戦う意向を示したわけです。

山崎氏の記事が出た時点では、小保方氏も論文撤回に同意しているというような報道があったのですが、どうやらそれはやめたらしいですね。

下記リンクは、小保方氏の不服申立ての内容です。
MSN産経ニュースWestより
小保方晴子氏の不服申立書の要旨

小保方氏は体調不良だと入院して雲隠れしている間に、船場吉兆の偽装事件を担当した弁護士を筆頭とする弁護団を結成して理研と対決する準備を整えたとのことで、まあその弁護団がこの内容は作ったのでしょうが、なんとも呆れ返った言い分で失笑を禁じ得ません。

この記事を書いている段階ではまだ会見は開かれていないので、どんなものになるやらというのはあるが、この申し立て文を読んだだけでも
「駄目だこりゃ」というのが予言できます。

山崎氏は先に上げた記事の中で、うまくおさめる為の謝罪の仕方をレクチャーしています。

世間は、彼女に対して怒るだろうし、理研の研究管理の杜撰さにあきれるだろうが、同時に納得もしよう。そして、遠からず、小保方氏を「許したい」という感情が出てくるはずだ。

謝罪は一度だけ、しかし、「言い訳」や「気持ち」に言及せずに、事実を隠すことなく述べて、はっきりと謝るべし。言い訳や二次的な嘘は、世間に新たな興味や処罰感情を抱かせて、問題を長引かせるだけだ。

一回で十分説明するのと同時に、余計なことを言わないようにしなければならない。記者会見をするなら、医師ないし、弁護士を同席させて、質問を手短に打ち切る用意をしておくべきだろう。

しかし、先ほどのリンクに上げた不服申立ての内容からすると、小保方氏はありとあらゆる「言い訳」や、「気持ち(理研の調査チームへの不満)」をぶちまける気まんまん、と言う内容です。

駄目だこりゃ。(二回目w)
山崎氏の予言通り、「世間に新たな興味や処罰感情を抱かせて、問題を長引かせるだけ」になるでしょう。
燃料投下乙!ってとこです。

この不服申立ての内容の何が問題かっていうと、小保方氏がやらかした論文の不正、使用した写真の捏造、実験とは別の写真を使用したこと、論文の序文をほぼまるごとアメリカの公的機関のサイトのページに記載されている文章をコピペしたこと、などの「事実」を、「捏造」「改変」「剽窃」には当たらないなどと常識はずれの開き直り、理研の処分が不当だと非難しているところでしょう。

小保方氏と、弁護団の人間の頭の中では、論文に使用する検証写真に、実際の検証とは別の結果の写真を切り貼りしたものを使用することはデータの「改変」や「捏造」に当たらないのかもしれませんが、別に研究論文に限らず実際の商品とは別の写真をパンフレットに載せたりすることや、売り込もうとする商品の試験内容で、いい結果を出したように見せたいからだろうが高価な商品を検証用に使うのが惜しかったからだろうが、理由はどうあれ説明された状況で起きたのではない結果写真を載せ、さらにはそれを画像加工するなどというのは「捏造」、「改変」に当たるのですよ。世間一般では。

「やってはいけないことだとは知らなかった」などという幼稚園児にも劣るような言い訳を小保方氏はしていましたが、
「嘘をついてはいけません」
程度のことすら「やってはいけないとは知らない」ような知能の低い30歳を研究者として雇うってのはどんなもんかと思いますがね。
理研さん。


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