羽衣ジャスミン - 花と兎と本と酒と

羽衣ジャスミンがふつーの園芸店の店頭に並ぶようになってずいぶんたちましたね・・。
私の世代だと、ジャスミンという花の名前は知っていても、実物はとんとお目にかかったことがないのが普通で、店の店頭ではじめてこの花を見た時の興奮ときたら！

ジャスミンティーなどで香りは知っていたけれど、正直あまり好きな香りではない・・。
茉莉花、という古名を知ったのは、名香智子の「パートナー」という社交ダンス漫画の主人公の名前が「茉莉花」で、これがジャスミンの花のことなのだ、と。

現物の茉莉花を見たのはこの本に出会ってからずいぶんたってからでしたが。
香りはたいして好きではなくとも、ジャスミンという名も茉莉花と言う名もどちらも美しく、本物はどんな風情だろうと期待が大きかったのですが、その夢を全く裏切らない美しい姿。

葉も美しく、花も素朴ではあるけれど美しく。

で、即購入したのですが・・・。
丈夫なんだけどね、この花。
関東南部だったら露地植えで全く問題ないんだけど。
すごーく、大きくなるのね。。。
で、何度も枯らしました。例によって。
今私のうちにあるのは何年ものかな。
既に３年以上は居るはずなんだけど、こんなに花をつけてくれたのはこれがはじめて。

何も育てるのに技術はいらないのですがただひとつ、絶対に必要なのが、　日光。
今までずっと、ベランダの、冬場の斜めの光は当たるってとこにいたんですが・・・。
暑いとこ大好きだし、と真南の光がんがんのところに移したらもう、あれよあれよという間にニョキにょき、蕾もご覧のとおり。

今現在満開を過ぎて少々枯れた花ガラが見苦しいのですが、ま、本懐を遂げてくれたのでよしとしましょう。
後は真夏の日除けとしてふさふさ茂ってもらいます！