お天気といっしょ

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やまじえびね氏のお気に入りです。
わたしは、くらしのコマゴマを丹念に描いた、物語的にはどうってことのない淡々としたお話が小説と言わず漫画と言わずエッセイと言わず映画と言わず大好きなのです。

このお話は、童話作家のみるこさんと、作曲家のたみらくんのカップルの日常をたんたんと描いたお話なんですが、とにかく全部のお話が素敵です。
お料理をしたくなる、お出かけしたくなる。ピアノ弾きたくなる、家具の手入れしたくなる、掃除したくなる・・・

お天気といっしょ 1 (YOUNG YOUコミックス)

お天気といっしょ 1 (YOUNG YOUコミックス)

1巻のお気に入り。
一番最初のたみらくんとみるこさんの出会い。映画館なんです。
私はめったに映画館には行かなくなりました。DVDで倍速再生で見てしまう。
面白そうだったら、ゆっくり普通の速度で見るというのが習慣になってしまって・・。
イライラしませんか?普通の速度で見てると。
舞浜のイクスピアリの映画館は、ドーム天井がプラネタリウムっぽく作ってあってロマンチックで素敵なんですが、微妙に出かけるのがめんどくさい。
海浜幕張の映画館はアメリカ・アメリカしていてムカつく。
千葉の映画館は子供の頃はここしかなかったけど、改装されてから一度も言ってないなあ。不便で。
ららぽーとの映画館、現在改修中。期待。
「映画に行く」っていうのも、たまにはイベントトとして盛り込んで、倍速再生ではない優雅なひとときをすごしたいものです。
二人でネパールへ行く旅行のお話も素敵でした。
きっと作者が行ってきたんでしょうね。谷山浩子さんの野外コンサートを聞きに行く、と言う設定。
学生時代の部活の先輩、と言うか某学部の人間が軒並みネパールへ行く事が当然のようになっていて、その体験記を聞いて私にゃとても行けないわ、と思っていましたが、何やら素敵に思えてしまう。


本を紹介しつつ、ざっぱな内容ご紹介。(ネタバレ?あり)

お天気といっしょ 2 (YOUNG YOUコミックス)

お天気といっしょ 2 (YOUNG YOUコミックス)

2巻は一番のお気に入りの巻です。
みるこさんが白木の椅子をペンキでイメチェンしようとして、色が思ったようなのではなくてがっかり。
たみらくんにSOSして、たみらくんは重ね塗りペンキをサンドペーパーでシェービングして、ステンシルで模様付けと言う技を披露してくれます。
この話を見てると、ペンキ塗りする気力が湧いてくるw

デメルのマーガレットチョコレートの、素敵な丸い箱。
あれ、思い出す度欲しくなるんですが、どうもチョコレートにかぎらずお菓子に執着が薄いせいで、売ってる場所に出かけても買うのを忘れるのです。
あの箱の空箱に、手回しオルゴールを仕込んで素敵なマーガレットの箱のオルゴールにしてしまう、と言うお話が載ってます。

いつか必ず・・ていうか、今年中にやれ。
ちょうどいいオルゴールを持ってるんですよね。
子供の頃ディズニーで買った、ピノキオの「星に願いを」の小さな手回しオルゴール。
外側はただのピノキオのプリントの四角い紙箱。この概観が嫌いなのでちょうどいいw

リンゴのくし切りをホーローのお鍋に入れて、梅酒をひたひたに注ぎ、柔らかくなるまで火にかける・・石油ストーブの上にお鍋をかけて、傍らのソファで本を読む・・。
石油ストーブはないが、上に鍋が賭けられる(説明書に流行るなと書いてあるが)ストーブはある!
いつもはお湯のヤカンをかけているが・・。
そしてすぐ傍らに、一人がけじゃなくてその名もオーバサイズソファと言うでかいソファはある!

お買い物の決断力がない、とたみらくんに相談して、「お小遣い」として使ってもいい上限額を決めて衝動買いの計画を立てるお話・・。
だいすき!
たみらくんに、みるこさんは決断力がないんじゃなくて、慎重なんだよ、賢い使い方だと慰められて、
「でも賢いだけじゃものたりないのよね。どうでもいいことにお金を使う快感てものがあるのよ」
よくわかります。
なんというか、「なにかすてきなもの」を買いたいの。
でもね、もう、何も買えるものがないんだよ〜

ミシンを買って、沢山の巾着を作るお話。さあ、これを読んで布の山を片付けるんだ!

3巻のお気に入り。
みるこさんが夢でネバネバした雪に、とりもちのように捕まって埋まりそうになる・・しかしそれは雪ではなくホコリだった、と言う夢。
目が覚めてみるこさんは言う。
「そうなの。今やるべきことはただひとつ。おそうじなのよね」
床中に散らばったゴミの部屋で。

みるこさんがかぼちゃ煮をつくり、たみらくんが大根煮を作るお話。
ほっこりする〜

ランプシェードの模様替えのアイデアをたみらくんに相談して、たみらくんがミシンでオーガンジーのチュチュみたいなランプシェードのベールを作ってくれるお話。
ボロボロになったソファに乗せてた和紙のランプシェード、新しく作るべく捨てたはいいけど未だに骨のママ・・。

久しぶりに読んだけど、この本読むとあれこれやりたくなるなあ。



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