小保方STAP騒動と情緒と感情で科学を論ずるバカと4 実用化まで遠い特許で金が儲かると思い込む世間知らずと生命倫理論争による法制化の壁についても考えよう

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小保方STAP騒動と情緒と感情で科学を論ずるバカと4回めです。


前回の記事は、連載記事まとめ のSTAP騒動まとめ より御覧ください。

ねずきち氏によるととにかく小保方ちゃんの研究は数百町の価値がある!ということなので、「んなわけ有るか!」のツッコミを入れまくっていきますw

前回は比較的早期に実現し、そんなに実用化に抵抗もないと思われる皮膚移植について語ったところで終わっています。
つづけて、
仮に実験室の中で、皮膚なんかではない腎臓他の重要臓器の再生や、腕や足などの再生が可能になったとしましょう。
これこそが、再生医療に期待される本命目的ですよね。
事故で手足が欠損下としても再生できる。
薬や抗癌剤の治療では限界の有る臓器を再生できる。
いい事づくめのように感じますね。

しかし。

山中教授のノーベル賞受賞をきっかけに、早速バチカンなんぞ難癖をつけてきています。

当たり前ですが「臓器移植はどこまで許されるのか」という、生命倫理の問題です。

技術的にはおそらく、近い将来人間のあらゆる臓器の複製が可能となるでしょう。
移植する人間の細胞を元に複製したのですから、現在のように他人の臓器を移植する際に発生する拒否反応もなく、「手術費用が払えるのであれば」悪くなった臓器はどんどん取り替えて若返ることが可能になるわけです。
野放図に再生医療を推し進めることは、人類への冒涜と言う考え方は割と世界の一般的常識なのです。
そもそも、エホバの証人のように、これが理由で輸血すら拒み、病になろうが事故で手術が必要になろうが治療を拒んで死んでいく人もいるわけです。
私の母方の親戚の連れ合いがこのエホバの証人で、輸血を拒否して30代で亡くなっています。(わたしゃあんなのと関係は有りませんよ!)
これから再生医療が現実味を帯びてくるに従って、この問題はどんどん加熱していくことは必至です。
技術が成熟したらそれですぐさま商売繁盛!なんて簡単な話ではないのです。

ねずきち氏は、再生医療技術が確立されさえすれば、世界中のありとあらゆる人間がその恩恵に預かれるとでも思っているのでしょうか?
カネがない発展途上国の人間は勿論、先進国の人間だってそうそう恩恵に預かれるわけはないに決まってます。
特に、アメリカの保健医療がどんな体たらくになっているのか知らんのでしょうか。

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この辺りをご一読することをおすすめします。

人間が生きていくために重要なのは最終的には血管の若さを保つことが必要で、いくら臓器だけを交換していったところで血管が老化してしまっていては、という問題があるのですが、重要臓器を順次交換する際に近場の大動脈部分の血管もある程度更新し続けるなどすることは可能になるでしょう。
全身の血管全てを若返らせるのは不可能にしても。
さらに手足や皮膚等はまるごと交換すればいいのですから、脳以外の体はほとんど若く更新することができる、ということになります。
そうしたら、見かけは若いけれど100歳超えなどという「若い老人」がゴロゴロする世界が実現するかもしれない。それも先進国の金持ちの間だけに、と言う懸念が既に提唱されているわけです。

技術があるならそれですぐに実用化されるわけではなく、この生命倫理を各国で突き詰め、法が整備されないことには実用化など不可能です。
この議論だけでも何十年かかるかわかったものでは有りません。
だいたい、前述した経済産業省のWGでも経済波及効果の試算期限、2050年とやらまでに、あと36年ですが、たかだか25年の特許では、これらの理由により、金だけかかって1円の儲けにもならない大赤字と言う可能性は十分あるのです。
重ねていいますが、「現段階の小保方氏の研究が」巨大理研を生むなんて言うのは妄想としか言えません。

ですから論文はあくまで論文であって、作成方法は丸裸にはしないというのが最先端の科学技術分野では、あたりまえのことです。
実験成功と、公表の問題は、まったく別なのです。

これは、ねずきち氏の思っていることとは全く違う意味で文章だけは正解です。
確かに、特許の絡みがある場合、最先端の科学技術分野での論文は実験手順の詳細は明かされはしません。が。
論文をジコマンで終わらせるのではなく、学会で「本当にあったこと」として認めてもらいたいのであれば、それには複数の他者による「追加検証実験」の成功が必須であり、さらに言うなら、論文は科学者に寄る客観的な技術的批判に耐えうる証拠を備えていなければならないのです。



「これこれのことが出来ました!論文の中身は、実験結果の写真は関係ない実験写真の使い回し&捏造ばっかり。他人の論文(というかサイトの序文の文章)のコピペが論文全体の3分の1くらいあって、実験結果を裏付ける為に必須のデータを取るための実験もしてなくて、そのデータものっけてないからそもそも実験の体を成していないけど、できたって書いたし、私はできたの見たんだし!写真も論文で書いた実験の結果のものじゃないから証拠にはならないけど、いいよね!だってできたんだもん!嘘だって言うなら晴子泣いちゃう!意地悪!」

というのが、9日の会見だったわけですが。
ねずきち氏は科学論文とはなにか、と言う事以前に、社会常識というものを学んだほうがいいんじゃないでしょうかね。

氏の記事の最後の方からの引用なのですが、

私は、むしろ小保方さんを、いまは国家の力によって完全に保護し、彼女の実験をささえて、将来の国のために、そして世界中の困っている人のためのお役に立てるようすること。
それこそが、いま、いちばん必要で、求められていることと思います。

その結果、小保方さんの実験が不成功に終わったのだとしても、それはそれで科学技術の最先端の世界では、いたしかたないことにすぎません。

研究者が「実験はできたんだもん!」と言えば、何の証拠がなくとも、しかもその論文が嘘だらけ捏造だらけでしかも実験としての体をなしていないシロモノだったとしても、それを非難してはならない、ということらしいですね。
ねずきち氏の常識では。

国家は大枚叩いてその能なし研究者を養うべきで、その挙句
「やっぱりSTAP細胞はできませんでしたきゃは〜!」
となっても「いたしかたないことにすぎない」のですか。
そうですか。

呆れ返ってものが言えません。

国家の税金をしこたま使用しても結果が出せなくても、「科学技術の最先端の世界では致し方ない」などといえるのは、少なくともその実験内容を客観的に証明することができる状態の研究論文を作成することが最低条件です。
それができていたとしたって、「こういうことができるはずだ」と言って、とんでもない額の研究費を使った挙句「やっぱできなかったわ、何の成果もなかったわ、ごめーん」で済む研究世界など、ねずきち氏は知らないのでしょうが、

この地球上には何処にも有りません。

海を挟んで向こう側の土人国ならそんな輩は銃殺でしょうし、日本では殺されはしませんが、そんな研究員は雇用形態に依るでしょうが普通はクビです。
日本以外の海外の先進国では、100%クビ。
ただの能なしならクビになるだけでうまくすればどこか別の研究所に潜り込む機械がなくは有りませんが、論文の捏造をやらかした人間は科学研究の世界では絶対に再登板することはできません。
「論文か、死か」というのは研究者であれば必ず知っている言葉であり、小保方氏の
「コピペがいけないことなんて知らなかった〜みじゅくでごめ〜ん!」
なんて発言は嘘八百もいいとこです。

面の皮の厚い女だまったく。

というか、小保方氏がやらかしたことは理研にとって「詐欺」で訴えてもいいような代物に成り果てています。
会社に多大な損失を与えたとして下手すりゃ訴えられるかもしれません。

「仕方がない」と言ってもらえる、「成果を出せなかった研究」というのは、きちんと研究内容をまとめ、さらに実験途中で都度都度上司に状況を報告し、それでも研究を続けるよう指示があって、ダメだったとしてもその手法ではダメなのだという、新しい「検証結果」を得ることができた場合のみです。
小保方氏は、研究手順の整理すらしておらず、検証結果の写真もグチャグチャで全く管理できていない。
つまるところ、彼女が行った研究は、何一つ価値がないのです。
なぜなら、やっていたことが何一つ客観的に証明できないからです。
せめて、実験内容が詳細にきちんと整理されていたのであれば、STAP細胞ができていなかったとしても「この手順ではできない」という「検証結果」が成果として残るのですが、彼女はそれすらやっていないので、まったく何の価値も生み出せていません。

医者が絶対患者を救えるわけではないのは当然です。
科学者だったら必ず成果を出せるわけでもないのも同じく当然です。

しかし、これらと、小保方氏の行った行為は全く関連性が有りません。
にも関わらず、ねずきち氏は意図的にこれらを混同しています。
このてのまじぇまじぇ行為は、朝鮮人やシナ土人などの論理性の欠如したヒトモドキに顕著な生物的特徴です。
日本人であるのなら、朝鮮人のような真似をして日本人の品格を貶めるような真似をしないでください。

この捏造事件は海外でもものすごく注目を浴びているのです。
日本のネット環境での論壇で、こんな恥ずかしい非論理的まじぇまじぇ論が幅を利かせているなどと知られたらと思うと、一日本人として顔から火が出る思いです。

やれやれ。

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