小保方STAP騒動と情緒と感情で科学を論ずるバカと5 〜現実に起こっている事実を見ずに願望で事実をねじ曲げる愚行

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小保方STAP騒動と情緒と感情で科学を論ずるバカと5回めです。


前回の記事は、連載記事まとめ のSTAP騒動まとめ より御覧ください

次のツッコミ行きます。

小保方晴子さんの問題が最初に報道されたとき、それからしばらくして、支那の学者がSTAP細胞の生成に成功したというニュースが流れました。
ところがいつの間にか、この報道はウヤムヤになり、結局は実験に成功していなかったようだ、ということになりました。

ここで言ってるシナの学者の件ってのは、香港の中文大学の李教授のことでしょうかね?
ご本人がきっぱり、論文の手順ではSTAP細胞は出来なかったと否定しておられますが。

まるでいつもの悪い冗談と同じですが、すこし考えたらわかることですけれども、小保方さんノートがあれば、他の学者でもSTAP細胞を作ることができるのです。
理研には2冊のノートの提出しかなく、これではSTAP細胞は生成できないから小保方さんは嘘を言っているという報道がありましたが、逆に小保方さんが全てのノートを提出していたら、小保方さんは丸裸です。
身を守る術はまったくなくなるし、それこそ下手をしたら殺されかねない。

小保方さんの実験ノートの記載内容が、研究者だなどとはいえないようなひどいレベルの内容であったことは既に報道されていることです。
前回の記事などにも記載していますが、実験ノートとはどんなものなのかというのがわかっていないのでしょうね。

なんと、小保方氏の実験ノートには日付すら入っていないと言う体たらくで、実験結果としての証拠能力が0なのですよ。

そんなシロモノを手に入れたら他の学者でもSTAP細胞が作れるって、どんな脳内妄想ですかwww
何度もいいますが、実験ノートは、小保方氏が秘密に隠しておけるおのではなく、研究所で公式に保管されていて、関係研究者であれば閲覧が可能なものです。

ノートは元から「提出」されています。それで殺されかねないって・・・。

無知もここまで来ると滑稽です。

もし、支那がそのデータノートを入手して、実験し、成功していれば、日本の小保方さんは、実験に嘘を言って放逐された人、支那の学者こそが実験を成功させた人となり、数百兆円の将来利権は、支那のものとなります。
彼らは、直後に「できました〜〜!」と声をあげましたが、その後、ウヤムヤにしています。
つまり、2冊の小保方ノートだけでは、彼らは実験に成功できなかったわかです。
もしこれが工作なら、工作は大失敗となったわけです。

やれやれ。
繰り返し説明してきましたのでまともの知性の持ち主であればねずきち氏の主張がどれだけ滑稽なものであるかお分かりいただけると思いますので、引用しましたが・・。

1、小保方氏の実験ノートの内容は全く再現検証の役に立つものではない
2、したがってそのノートを入手したら実験が成功するなどということは有りえない
3、その証拠は小保方氏の実験ノートを自由に確認することができる理研の研究者、共著者ですら再現実験に成功できていない。勿論、論文を撤回するのに抵抗しているハーバードの研究室でも。
4、香港大学の教授は別に小保方ノートのデータに従って実験を行ったのではない。公開されている実験データの追試を行ったに過ぎない。
5、なんどでも言うが、数百兆円の将来利権なんて、小保方氏の今回の研究自体には仮に成功していたとしても、ない。
6、追試実験を小保方氏の論文データに従って他国の研究者が成功させたとしたって、小保方氏が論文を撤回しない限り手柄は理研他、論文の執筆者達のもの。

要するに今、最大の焦点となっているのは、実験を成功させるための小保方ノートを手に入れることです。
そのために日本のメディアを使って、小保方さんを追いつめる。
追いつめられた小保方さんが、そのノートを公開すれば、実験は失敗だった、STAP細胞は小保方方法では生成できないと公式発表しておき、そのあとで、担当の学者を変えて(もとの小保方実験の方法そのもので)、STAP細胞生成に成功したと発表すれば、その利権は理研のものになるし、そのノートを入手した国があれば、その国が将来の巨額の利権を手に入れます。

・・・繰り返しますが、小保方氏のノートの内容で実験が成功するものならハナからとっくに成功しています。
小保方氏をメディアが追い詰めるのは理研が小保方氏の利権を取り上げるためという、トンデモ説は繰り返し有りえないと否定してきました。

なぜなら、元からSTAP細胞実験の成果は理研が最大の受益者だからです。

論文の撤回を行えば論文はなかったことになりますから、その後どこかの外国が、STAP作成方法に関しての特許を取ることは可能です。
が、繰り返し述べてきたように、小保方氏の現在の実験結果によっていきなり利益が転がり込むなんて事は無知の極みです。(研究開発費を国やら、将来性に期待した企業やらからむしり取るという点での利権が発生することは否定しません)

そういう意味において、いまや小保方さんは、理研だけでなく、世界中のSTAP細胞利権を横取りしようとする人たちから狙われているわけです。
それに対して、彼女は、いまたったひとりで戦っている。

脳内ファンタジーもここまで来ると正直精神疾患を疑いたくなるレベルです。
なんとしても悲劇のヒロインに仕立てあげたいのでしょうが・・。
こういう人はストーカーになりやすいんだよなあ・・・。
正直な所感を述べましょう。

キモチワルイ!!イイ年こいて自分に酔っ払うさまを公衆の面前に晒すのはいかがなものかと思いますがね・・。

日本の学者が、あるいは組織が、STAP細胞の生成に成功し、将来の医療の大革命を実現し、そのための基礎となるSTAP細胞に関する特許権は、日本が持っているという状態を考えていただきたいのです。
世界中のどこかで、切除した人体のSTAP細胞による復元や、美容のためのお肌のSTAP細胞による再生なんてことが行われると、その都度、STAP細胞の開発特許者に特許料収入がはいります。

・・・取らぬ狸の皮算用がすごいんですが、多少なりとも特許とはなにか、というのを勉強していただきたいものです・・。

仮に、小保方氏の研究が真実だったとしても、それが実用化されるまで氏の、今回の研究特許の期限が持つ可能性は殆ど無いということは申し上げました。
さらに、この研究の特許だけでは利益を生むような製品を作れないことも。
この文章を読んでいて不安になったんですが、もしかして、ねずきち氏は特許に期限があることを知らないんじゃないでしょうかね?

現実には、今回の小保方氏の研究は、何度もいいますが金を生み出すものでは有りません。
ただ、実用化に向けての必要技術でそのパテントがなければ、再生人体部品を作成できないような、汎用的基本技術として開発ができたら、そしてその特許をとった後、各国でその技術を使った再生製品による手術が法整備されて可能になったなら、ねずきち氏の言うように、「世界中で手術が行われる度に特許料が日本に入る」ということが現実になる可能性はあります。

が、当たり前ですが、日本がSTAP細胞を最初に作ったからといって、製品化に必要となるすべての技術を全て日本が開発するなど夢物語というか、妄想に類することです。

製薬会社、医療品会社というものは、極力自社開発のパテント製品での製品開発しかしたがらないものです。
特にアメリカなどのゼニゲバ−は。
パテントを売り渡すというのであれば話はまた変わってきますが。
なぜなら、儲からないから。
よって、そうでなくとも面倒な倫理論争が待ち構えている再生医療絡みの製品開発なんてのは、仮に前述のような基本技術特許があったなら、特許期限が切れるまで研究開発は続けておいて、もしくは日本の研究者が開発した技術は使用しないで、別の手法で特許をとって作成するなどの手段をとる可能性が高いのです。

ヨーロッパにおける堕胎論争が、いったい何十年続いているか。
今でもアメリカでは毎年のように堕胎を行った産科医が襲撃されて殺されている現実というものを、考えてください。
単純に技術的なことだけでも実用化には何十年もかかるでしょうが、それよりも生命倫理論争のほうが重い足かせとして残ることは確実です。
アメリカあたりでうっかり世論の合意もないままに、ゼニゲバ−共が再生医療をゴリ押ししたら、その会社の社員やら研究者やらがキリスト教原理主義者や、イスラム原理主義者あたりの襲撃を受けて殺されるなんてのは、いかにもありそうなことです。

小保方さんご自身は、いわば科学者としての実験バカで、医療で困っている人たちのために、自分にできることを、一生懸命研究してきた方であろうと思います。

研究者というものを美化するにもほどがありすぎて笑っちゃいます。
一体、何を根拠に小保方さんは実験バカの困っている人のために一生懸命研究する人、などとおっしゃるのでしょうかwww
例によって、会見で泣いてたからでしょうか?ハンカチで涙を拭いて?
ねずきち氏の小保方さんへの評価の論法を使うのなら、成果を出すために法を犯した人間と言うのはすべからず仕事バカで自分にできることを一生懸命やったいい人、ということになりますね。

会社の利益をあげようと思ったのでインサイダー取引が悪いことだと思わずにやっちゃったトレーダーとか
貸し剥がしで困っているシャッチョさんのために企業情報のデータに手を加えて融資がと売るようにしてあげちゃった銀行員とか

論理の世界で割り切るべき法務ことを、情緒だの感情だの同情だので人によって対応を変えるなんて言うのは、話にならないバカ行為であり法治国家の行なうことでは有りません。
最初の記事冒頭に書いたように、どうもねずきち氏と言うのは、現実を自分の都合のいいようにドリームファンタジーとして物語を作ってそれを信じこむ傾向があるように思います。(対象は基本、日本人限定ですが)
中山成彬議員しかり、田母神俊雄氏しかり、皇室(と言うか、皇族)然り、かわいそうなウクライナ然り。

私は安倍晋三首相を支持しておりますが、過去記事の中で何度も、彼自身の人格や、何を考えているのかなどわかりゃしない、ダメなら使い倒して捨てるのみ、というのも公言しています。

中山議員にしろ田母神氏にしろ、見どころのある人達だと思っておりますがだからと言って、
スンバラシイ〜日本の救世主!彼らは無謬だ!
などと舞い上がってみたりなどしていませんw

今回のねずきち氏の記事はそういう部分が隠れもなく爆発した感じの、どうしようもない記事でした。

歴史的事実を淡々と述べる系の記事の質はとても高いと思うのですが・・。

最後に、STAP細胞という発想自体は、私は大変斬新かつ、実現性を信じるに足る、研究する価値が十分ある技術ではないかと思っております。

今回の論文に名を連ねた若山教授他、この分野の碩学たちには今回のヘマを挽回するための機会を与えて、初心に帰って一から全て自分で研究する覚悟で手順の確立を行ってほしいものだと思います。

STAP細胞のねずきち氏のブログ記事に関する連載はこれで終わりますが、最初の「STAP細胞の問題点を整理する」の方に関してはまだ続きます。

今回の騒動で明らかになった、日本の科学技術に対する報道のあり方、女性差別、更に、理研が小保方氏のトンデモ研究を見逃して論文発表に至った、スケベ心、日本の研究者が置かれた状況の問題点などをこの機会に上げていきたいと思っております。

よろしければ、こちらも続けて除いていただければ。
とは言え、さすがに疲れたのでちょいと間があくかもしれませんが・・。

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