和のアルファベットスタイル

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和のアルファベットスタイル―日本の器と北欧のデザイン

和のアルファベットスタイル―日本の器と北欧のデザイン

堀井和子氏の写真エッセイ本です。

珍しく和物の紹介。
とはいえ、昔から和食器を使ったしつらえも紹介されていたのですが。
本の中に大昔の雑誌でみたな、この器、このクロス、というのが何点かあって、懐かしくなりました。
この本は割と最近(とは言え、2001年か・・。もう10年も・・。)の本ですが、うん十年前の私がカレンな女の子だった時代と、雰囲気が全く変わらず、それでいて古臭く有りません。

それだけ、普遍的かつ独創的な趣味の良さの持ち主といえるのでしょう。

骨董の染付の器を、塗り物の四角いお盆に乗せ、さらにその下にテーブルクロスがあったりというのは、クニエダヤスエさんのしつらえともかぶるのですが、同じように骨董の、純和風の、しかも染付と黒塗り盆という選択にもかかわらず、器の雰囲気から既に全く違い、しつらえに至ってはさらに違う。

どちらも好きですが。真似をするのが難しいのは、一見無造作な堀井さんのしつらえだと思います。

「和ノアルファベットスタイル」と言う題名ですが、日本の器と北欧のデザインと言う副題の通り、和物の紹介は半分程度で、残りは北欧ものでしょうか。

文字のみのページというのはなくて、全てのページに写真があります。
堀井さんファンで他にインテリア絡みの写真の載っている本を持っていたら、かぶるところもあるかもしれませんが、「堀井和子の世界」にどっぷり浸かるにはいい本だと思う。

美しい本です。

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