日本の農家の現状の本当の姿とTPPと日本の農業のあるべき姿と 〜百姓貴族3 

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でましたね!百姓貴族3巻!

百姓貴族 (3) (ウィングス・コミックス)

百姓貴族 (3) (ウィングス・コミックス)

勿論私、全巻持っておりますの。

百姓貴族 (2) (ウィングス・コミックス)

百姓貴族 (2) (ウィングス・コミックス)

百姓貴族 (1) (ウィングス・コミックス)

百姓貴族 (1) (ウィングス・コミックス)

今回も面白うございました。
この方の漫画は、この本にかぎらずサービス精神満点で、以前ご紹介した鋼の錬金術師もそうですが、本のカバーをはがすと、表紙と裏表紙におまけ漫画が書いてあるのです!

ほんとに漫画がすきなんですねw

この漫画は、現在連載中の「銀の匙」の下敷きになっている作者の体験エッセイと言う感じなんですが、3巻には、北海道の実家農家で働きながらどうやって漫画を書き、検証に応募し、東京に上京したかが書かれておりました。

編集さんに、力のある新人さんが、バイトや家のことで漫画を書く時間が取れない、農家のあのトンデモスケジュールをこなしながら荒川さんが漫画を書く時間を捻出した方法を、彼らのためにも聞かせてください!

というエピソードがあるんですが、そこでの答えが、

「寝なきゃいいじゃん」

だもんなあ〜www
うん、まさしくその通り!
寝るよりやりたいことがありゃあ、寝なきゃいいんですよね〜w

さて、この漫画は読んで楽しい愉快な漫画なのでは有りますが、その合間合間にガッツリ現代日本の農業についての問題提起が埋め込まれておりまして。

銀の匙」の方でより顕著な、と言うか露骨な問題提起が有りますが、つまるところ、日本の農畜産業の現実と問題点と、農業はどうあるべきなのか、ということです。

今回はこれに絡めて、昨今賑やかなTPPのお話、そして日本の農業のあり方について記事をおこしてみたいと思います。

TPPについては、昨日の三橋貴明氏のブログ記事でも取り上げられたように、やっと政府は交渉離脱についても検討をはじめました。
まあ、めでたいことです。

TPPの問題点は三橋氏などの努力により、かなり国民に広く知られることとなりましたが、さっくり問題点を整理すると、

1.関税自主権の廃止
これは、徴税権と言う国の主権を放棄するというとんでもない話であり、この一事を持ってしてもTPPなどというものを批准するのは売国行為以外の何物でもないといえるキチガイ沙汰です。
かつて、明治政府が結ばされた不平等条約である、日米修好条約をもう一度結ぼうというのですからお話になりません。
しかもご丁寧に、アメリカ側に領事裁判権を認め、日本に関税自主権がないという内容まで踏襲してw
あれえ、TPPって、全部の国が同じ条件で関税撤廃して、裁判だってアメリカがやるんじゃないんでしょ?
なんていまだに言ってる人はいないでしょうね?
アメリカは、アメリカの関税は撤廃しないけど、アメリカ以外の国の関税は俺の言うとおり撤廃しろと堂々と言ってますw領事権ももちろんアメリカに渡そうってのですw
相変わらず、どこまでも土人丸出しのカボチャ頭です。恥ってものがどんなものかわからんのでしょうな。朝鮮人とたいして変わりませんわ。

2.ISD条約
TPPで他国で商売する企業の保護のため、相手国の国内法は無視で、企業が損害を被ったと、世界銀行傘下の国際投資紛争解決センターに提訴することができるようにする条約。
国内法より、国家の主権になんの関係もない、たかが世界銀行、則ちアメリカの持ち物である(国際機関となっているが結局はアメリカのもの)が何ぞ物申したら、日本の国内法は無視していいという、馬鹿げた主権の売り渡しです。
これはどういうことかというとですね、極論を言うなら、
例えばアメ公の企業が日本で商売して、日本支社の社長かなんかが日本女性を強姦しました。
結果、日本人が怒り倒して毎日その会社の前でデモ、勿論不買運動
でその会社は大赤字となりました。
当たり前の話ですよね?
で、大損害を被ってその会社が撤退する羽目になったのでその会社は国際投資紛争解決センターに提訴しました。
日本人が我が社の社長の強姦事件を理由に不買運動をしたのは人種差別と文化的非関税障壁である!
目玉ポーン、のAAを持ってきたいような主張ですが、この程度のチョン公みたいなセリフなアメ公は年がら年中吐いているのですから、この程度で驚いてちゃいけませんわ。
まともな神経持ってりゃこんな恥ずかしい提訴なんてできないでしょうが、何しろアメ公ってのは、国を作る時から今に至るまで恥なんてもんは持ってたこと有りませんからね。絶対やります。
で、判決はというと、このなんちゃらセンターで判決を出す輩は全員アメ公か、アメ公の息のかかった輩だけで構成されてんですから勿論、日本が悪いということになり、強姦アメ公企業の撤退費用やら赤字やらを全て日本国政府が、日本国民の税金で、支払うということになります。

ふざけんな

ってはなしですね


3.ラチェット条約
これはつまるところ、一度決めたTPPで自由化・緩和された条約は、絶対変えることはできないと言う取り決めです。

例えばですね、これから関東大震災がやってきて、日本の産業がダメージを受けて、あれこれ保護する必要が出てきたから、国内法で何がしか、販売制度やら基準やらを変えようとしたとします。
例えば、被災した中小企業支援のための補助金を出すとか。
耐震基準がまたしてもあげられるとかです。

ここで、またしてもアメ公が喚く。
「日本の国内企業を優遇した!」
「耐震基準を厳しくするのはラチェット条約で認められない!」
て、紛争解決センターに提訴され、日本が「必ず」負けます。
なぜなら、紛争解決センターはアメ公豚の利益を守るための組織だからです。
結果、国中穴ぼこだらけ、波打ってばっかりという何処の発展途上国だよというようなシロモノしか作れないアメ公の建築業者が、ゴリ押しで公共事業を落札し、震度3の地震でもアスファルトが割れるような道路があちこちにできることになりますww

もひとつ例を上げてみましょうか。

農薬なんかで今までは全く問題無いとされていたのが、研究結果ですさまじい発がん性が!となったので、使用禁止にした、とか。
しかし。有色ジャップが死ぬくらいなんの問題もないと考えるアメ豚にそんな事は関係ありません。

そんな法律作ったら俺の今まで作った豆が売れねーじゃねーか!!!
ラチェット条約が有るんだから変更など認めないいい!!!と喚いて、日本に輸入させます。

賢い日本人が、有害毒物使用の表示を義務付け、結果全く売れないとなったら、そのせいで売れなかったとまたしても紛争解決センターに提訴して、アメ公が
「それは日本が悪いから賠償金払え」というわけです。
結果、日本国政府が日本国民の税金で(rp


4.TPP離脱しようとした時の訴訟での金むしり

TPPは離脱はいつでも可能、となっています。
しかし。
上記に上げたISD条約によって、実際にはTPP批准時に日本に進出した企業が撤退費用を出せと訴訟を初め、繰り返しますが日本に有利な判決は絶対出ませんので、結果日本国政府が日本の国民の税金で(rp

日本の農家、と言うお話で始めましたが、勿論、TPPは「農業も含む日本の主権全てをアメ公に売り渡す売国行為」です。
別に農業だけが売り渡されるわけでは有りません。

これをして、まっとうな保守派はTPPに反対しているわけです。
ではなぜ、日本人の中にTPPを推進しようという勢力がいるのかと言ったら、答えは簡単で、TPPを実施したいと思っているアメ公の、グローバル資本から山と金をもらっているからですw

とは言え、同じアメ公のグローバル資本と言っても、穀物メジャーと違って自動車業界などは勿論大反対です。
日本車がアメリカに肝税抜きでじゃんじゃん輸出されたら、潰れないほうがどうかしてますからね。

故に、今現在アメリカはグダグダ状態なわけですwww

TPPと言うのは、結局アメリカが日本から金をむしりたいがためにゴリ押ししている条約です。
よって、アメリカ内部で銭を巡って対立がおきてしまったら、事が進むわけが有りません。

日本がこの件について対応する内容として100点満点と言える結果は、未だアメリカを向こうに回して立ち回れるほどの政治力も軍事力も持たない日本が、アメリカと真向から対立することなく、TPPをなし崩しに日本にとってたいして害のないものにする、ということです。

つまるところ、アメリカという国の強欲さとろくでなしさ加減を、関連国全てに、おもいっきり印象付けた上で「日本のせいではなくアメリカのせいで」TPP交渉決裂!となるように持っていくのが最上策です。

下策としては、というか、結局TPPに最悪の状態で参加する羽目になった場合のことですが、正直これはこれでいいんじゃないかと思います。

以前の記事で、頭がお花畑の日本人を覚醒させるために、シナ土人大陸にゼニゲバで出かけていってる日本人駐在員がシナ土人に虐殺されるのを眺めて日本人覚醒を完了すると言う鬼畜案について触れました。

前々回の衆院選で、ミンスに投票した時の記事と、やってることは同じですが、世間を知らないお花畑バカを、理屈でどうこうするには限界があるんですね。
転んだことのない人間に痛みはわからないのと同じで。

いくら言ってもわからないバカには、致命傷にならない程度の怪我をさせて痛い目見せないとダメだということは、現実としてあるのです。

今なら、まだ日本は多少の「怪我」をしても自力で立ち上がれる力があります。
こういうのはタイミングを誤ると、そのまま立ち上がれずに死んでしまう可能性もあるわけですから、何処で、どうやって転ぶか、どこまでけがをするべきかは慎重に考える必要があります。

かねてから言っておりますように、日本が目指すべきは、「鎖国」です。
そのためには、日本一国で自国を守るための軍事力、日本人が飢える心配どころか、「豊かな」食生活を送れるだけの食料生産力、日本の豊かさを維持し、軍事力を支えるだけの「エネルギー自給」「鉱物資源時給」力を獲得する必要があります。

そして、これらは、世界の他の国々と違って、日本国民がその気になれば、ものの数年で実現できる、「手の届く未来図」であり、これを阻む要因は究極を言えばWGIPに洗脳された日本国民による妨害工作しか無い、ということを過去記事で繰り返してまいりました。

安倍政権の政策が、魔法のように政権とったからいきなりアメ公にけんかうりまーす、共産シナにけんかうりまーす、明日っからシナチョンにビザ無し渡航中止しまーす、在日狩りして朝鮮半島に送り返しまーす、憲法は改正しまーす、自衛隊は明日っから国防軍と改名しまーす、とやらないから国賊だ!!!!

などと朝鮮人よろしく火病るオツムの足りない自称「保守」がうじゃうじゃおりますが、こういう連中はすべからく小学生なのでしょうかね。

国政どころか、企業改革だとて、経営陣が変わったので明日っから今までの取引先とは全て契約終了します、なんてことはできませんし、これまでの経理手法も明日から全て変更、主要生産物全部とっかえ、部署名も全とっかえ、給与体系も全部変更、業務方針も全とっかえ、文句があるやつ、できない奴は首だ!
なんてできゃしません。

社内調整と言う名の企業内政治闘争を経て、やりやすいところからひとつひとつ変更するしかない。
俺様社長だぞ-!!(総理だぞー!)
でいきなり社員が社長の思惑通り動くわけが有りません。

日本よりはるかに奴隷社会のアメリカの会社でさえそうなんですから、まして社長だの経営陣だのは基本お飾りの日本企業で社員を敵に回して頭ごなしに命令したらなにもかも改革できるとおもうなんぞ、世間知らずもたいがいにしろというのですw
私はこういうのをして「おこちゃま」と繰り返しバカにしております。


まあ、安部総理の思惑が、どちらに有るかはわかりませんし、現実の政治の世界を泳ぐに当たっては、どちらに転んでも何がしかえるものがあるように持っていくしか有りません。

私は、前述したようなTPPの問題点から基本TPPには反対ですが、唯一、農業に関してだけはTPPで荒波に飲まれてみるのがよろしかろうとおもっています。

かつてのコメ不足騒動と、近年の異常気象による穀物市場の混乱、シナ土人国による毒野菜毒食物のお陰で、日本の高額な穀物への批判がすっかり霞んでしまったことに危機感を抱いています。

既に忘れ去られるどころか無かったことにすらなっているような有り様ですが、かつての米騒動の前までは、農家へのバラマキ補助金への批判は世の常識でした。
農家は結託して政治家への農家組織票で国政を操り、日本のGDPの1%を占めるにすぎない業界への、税金の垂れ流しで、豪邸を建て、経費と称して新車を買いまくっていると非難轟々でした。
今回の「百姓貴族」にも、新車を買い過ぎてもう帰る車種が無い、と言っている畜産農家の人の話が出てきます。

その一方で、借金にまみれ、必死で朝から晩まで働いても結局自己破産していく農家、畜産家の話もゴロゴロしている。

どちらが正しく、そして日本の農業、畜産業、漁業、林業はどうあるべきなのか?
どちらも正しいのです。
補助金で遊んで暮らすろくでなし農家は実際ゴロゴロおりますし、経営が下手でカツカツの農家も実際おりますし、素晴らしい高値で売れるレタスやらキャベツやらをつくって、半年働いて残り半年は豪華に遊び倒す、と言う優雅な成功した農家もいます。

何事もそうですが、全体の中の一部の例が実在するからといって、それのみを論って対策を練ったところで問題が解決するわけが有りません。
まず現状の把握。
現状について何か問題が有るか否かの仕分け。
問題点の洗い出し。
望ましい方向性の確認と決定。
具体的な望ましい状態の洗い出し。規模、金額、実現時期etc

ここまできたら、現実と、理想との差分を検討し、「全体の理想」に近づけるために「各個の問題点」の、何をどうすべきかを各論で検討。

となるのが普通のはずなのですが、現状では、「農家に競争力をー!!!TPP!」と、「TPPで日本の農業壊滅ー!!!日本の田んぼが!伝統が!文化が!安全性が!食料安保が!」
などと、議論にもならないことを朝鮮人のごとくいい年こいた国会議員がわめき倒すから話があさっての方向に行って、腐れ売国奴の官僚の思うがままにされてしまうのです。

日本の農業のあるべき姿は、
・日本の食料安保のため、穀類に関しては日本人が現在の人口を余裕で維持しうる自給率を維持
・日本の農家が補助金漬けで甘やかされれているのは確かであるが、これは何処の国でも食料安保の観点から一定の補助金はあってしかるべき
・ただし、国が守ってくれるから高くてもいいではなく、高くても国産が支持される品質と、それを購入できる国民所得を維持することと、万一の時に外国産の安価な輸入食材に対抗できる低価格化をおこなう。高級路線と低価格路線の二重化
・低価格を実現し、かつ農家に適正な儲けをもたらすために、農業機械を農協を通じて無理やり農家に押し付け借金漬けにする慣習に政治からメスを入れる。
(法人の農業参入を拡大することで農協に対抗させることで実現させる。政治家がダメよ-なんていったら実現するなんてことは有りえないw金のことは金に)
・省力化の為、税金を投入しての農業機械の高度ロボット化、無人化を推進すること。食料安保、異常気象対策だとして、モンサントの圧力をはねのけ、国策として循環有機無機肥料、屋内野菜工場、農薬の開発に金をツッコミ、実農業に還元すること
・バナナやキウイなどの、嗜好品作物に関しては、日本の防疫基準を徹底してゴリ押しする代わりに関税を0にする、特定の日本の試験資格を獲得したら書類審査を軽減するなどのアメでもって、穀類の国産シェアを守ることに異を唱えさせないよう関連省庁が連携すること

これらが実現すれば、自給率もまもれ、農業関連研究開発によって日本のGDPも技術力も上がり、それでいて高品質な穀類が安くてにはいり、ブランド米は今までどおり、それでいて農家の仕事は楽になり、会社員のような身分保障から農家に嫁さんも来るようになり、農家への直接補助金も減って市場原理でシビアに競争するようになって都市生活者の怨嗟の声も収まり、食料安保も完璧、それでいて海外から珍しい美味しい贅沢食物もガンガン入ってきて、それと競争する日本の農作物史上も活性化する、と。

いい事づく目ですが、なぜこれができないのか、というと、簡単な話で、これが実現したら現在の状況であればこそ金が儲かってる人間が、金が儲からなくなるからです。
じゃあ、どうすればいいのかと行ったらこれまた簡単な話で、現在の利害関係者と、これを実現することによって金儲けができる関係者それぞれに、利益が出るように調整すればいいのです。
農業に、農業機械に、農薬その他に参入したい企業関係者は当然飛びつくでしょうが、既存の利益受給者、特に「官僚」こいつをどうにかしなきゃいけません。
しかし、こいつらを働かせるのは簡単です。
いまの利権は全部保証して、さらに新しい利権も手に入るよ♡
というように話を進めれば、勝手に実現に向かって働いてくれます。

それを、馬鹿正直に今まで利権を独占していた連中を排してリストラだ!とやるから、妨害されまくるのです。
あのさあ、もっといい話が有るんだけど♡

ともってかなけりゃ動く人間がいるわけないじゃありませんかw

本日は「銀の匙」の発売日ですし、また別記事でもう少し突っ込んで書いていきたいと思います。

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