玄奘西域記 7 〜政治家の種類と能力と中山成彬議員と安倍晋三首相と

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玄奘西域記 7番目の記事です。

別記事でも書きましたが、私は、政治家というのはその職業を行うに当たって人間道徳の規範から著しく外れた行いをすることが要求されるため、「人間の屑がやる職業」であると思っています。

政治家として能力を発揮するには、最低要求される教養と、教養以外の政治家として仕事をするための技術とが必要になります。

教養部門としては

行政
法学
税務
ミクロ経済
マクロ経済
世界史
日本史
軍事
地理

これらは別に屑云々は関係ありません。
政治家たる者これら全てについて第一線の研究者並に精通しろとは言いません。
ただ、既に研究されつくして定説となった基本を、最低一通り一般常識よりは上程度に理解できていればいいのですが、恐ろしいことに日本の政治家に限ら、どいつもこいつもせいぜい一つの分野すらおぼつかないという馬鹿が議員になるから、問題が大量生産されるのです。

もちろん、これらの基礎教養が必要になるのは、どこぞの馬鹿議員の国会クイズに答える為では有りません。
憲法学者の名前なんぞ知っとったところで、実際の憲法改正に何の役にも立ちはしません。
必要なのは、「憲法」と名のつく法制度が何故必要なのか、必要とされて来たのか、そしてこれからも必要なのか現状の何が問題なのか、現実の政治の場で国民の生活を左右する憲法や法律を作って行く為に、何が問題なのか、将来どんな問題が発生する可能性があるか、それによって国民生活にどのような影響を与えるか、見通し、問題を回避し、国を守る物を作るために基礎知識が必要なのです。

憲法学者の名前など不要な知識の最たる物です
少なくとも政治家にとっては。

あの馬鹿は、どうせ安倍総理憲法がらみで突っ込むなら、憲法改正のせいで現実にどんな問題が起きる可能性があるのかを、論理的にあげてくれたなら(こてんぱんにされるだろうが)いっそ国民に憲法改正の必要性や、改正に際して発生する可能性のある問題点などがが国民の前でつまびらかになり、それこそ野党としての役割を果たせただろうに、本当に役立たずのゴミ屑です。

経済学の基礎知識が必要なのも、どこぞの馬鹿議員の(石原元都知事)ように、政治家が銀行屋のまねをして、税金をダメ経営者への垂れ流しに使う詐欺に引っかかったりしない為や、インフレ対策をデフレ時に打つような、「あほ」以外の何者でもない政策をおかしいと気がつく為に必要なのです。
政治家として、政治の拘るありとあらゆる分野に精通白などと言うのは無理な話で、オールラウンダーにならずとも、自分の専門とする一分野に特化して仕事を成す、というのでももちろん良いのです。
その為にあんなにたくさんの国会議員がいるんですから。
定数削減?
ふざけんな。


教養以外に政治家に必要とされる人間の屑的能力 

雄弁
詭弁
人をだます
人をおとしいれる
人にこびへつらう
人を利用する
人を丸め込む(説得するともいう)
嘘をつく

自らが政治家として志した政策を実現させる為不本意な妥協を行い、それを国民に説明するわけにもいかずどんなに罵倒されたとしてもくじけずに政治家を続ける忍耐力
決断力
泥をかぶる覚悟
自らが政治家として志した政策を実現させる為の妥協を何年も繰り返したとしても、それが真の目的の為の準備なのだと忘れない記憶力

などがあります。
これらは政治家として政治を行う上で、それがどんなに不道徳であろうが必要な能力であり、これらを持ち合わせていない政治家は、政治家としての仕事を遂行する上で、著しく成果を上げる事が難しくなります。
なぜなら、これらの能力がない場合、これらの能力を持ち合わせた海千山千の国内政治家、官僚、経済界の金の亡者、地元の有権者、さらにもっと魑魅魍魎な海外の政治家、官僚、その他諸々を相手に利害を調整し、自分にとって(自国にとって)有利に事を運ぶ事など不可能に近いからです。
政治家の仕事は理想を雄弁に語り、自らが高潔な人物だと賞賛される事ではなく、国民の為と自らが信ずる政策を
実現
させる事であり、どんな理想を持っていようが選挙で当選しなければ国政の現場に立つ事はできず、理想の実現もまたできません。
(大金持ちになって政治家を裏から操るとか言うのはまた別の話です。まあ、金だけ有ってもそれだけで政治家を自分の操り人形になどできません。政治家を上回る屑でないとww)
政治家に、やっとこなれたとしても、それだけで政策の実現などできようはずも有りません。
どんな経歴を持って議員に成ったとしても、初当選は1年生のぺーぺーでしかなく、熱く理想を語ったところで
「ぺーぺーが身の程もわきまえずになんか言ってるぜ」
と笑われるのがオチです。

民主政治は数の論理で動くのであり、民主制を掲げる日本の政治の現場では政党に入り、派閥に入り、さらにその派閥の主流となり、自分の意見を多数の議員に賛成に回ってもらい、議会で法案を成立させない事には何も実現しないのです。
そしてそれは、「政治」そのものです。

「政治」とは、利害関係の対立する人間の間に立って自分の利益を守るため、その人間関係、利益団体の思惑を読み切って利害調整を行い、さらに可能であれば対立する利害関係者のどちらも得をするように持って行く事、それができない場合自分の利益を通す場合相手に恨みを残さないよう策を弄することです。

目先の自分側の利益のみをゴリ押しで獲得してくるのが上等な政治家であるかのように思う馬鹿がいます。
アメリカなどの文化も歴史も無い国なぞはその典型ですが、その馬鹿議員の中にだって、それが長期的に見て国益に成らないと理解する頭を持っている連中は少ないとは言え存在するのです。
自分の行いは棚上げ方程式&自分の失策、品行はけんぽー症で、下品極まる言葉遣いで糾弾謎で切る立場でもないくせにえらそうに喧嘩を売る中身の空っぽな質問を繰り返すミンスの馬鹿議員はアメ公にも劣ります。
まあ、チャンチョンの犬なんだから当然か。

自分の意見を通す、政策を実現させる、そこに至るまでの下積みに耐える事ができないような能力しか無い者は、所詮「議員に当選しただけのただの人」であって、「政治家」とは言えんでしょう。

私は子供の頃は、2世議員と言うのは民主主義の原則を犯す権力の私物化と言う点で問題である、と思っていました。
今でも問題がないとは思っていません。
が、悪い事だとも思っていません。

考えてみて欲しいのですが、現実にもしあなたが議員に成りたいと思ったとしましょう。
選挙に打って出るには300万円もの供託金が必要になります。
これは、実際に政治を行うだけの能力も人望もない、その程度の金の工面もできないような能無しがぼろぼろと立候補する事を防ぐ意味で必要にして適正な金額であると私は考えます。
この金額は、一定の得票数を得れば返還されますしね。

しかし、当然選挙に当選する為にはそれ以外に山と金がかかります。
これも問題が有るとの指摘は当然でしょうが、せいぜい3千万もあれば選挙を戦う事はできるわけです。
その金を、支持者から取り付ける段取りさえできないような人間が、政治家なんぞやったところで、人からの協力をとりつけ、正解のない問題に対処する事が仕事の政治家として何の役に立つと言うのでしょうか。
どんな高邁な理想を持っていたとしても、政治の現場でそれを実現させる能力が無いのであれば、議員になったところで意味は有りません。
政治家に影響を与える他の仕事に就いた方が役に立ちます。
選挙資金を工面する能力は政治家として能力が有るや否やの、最高の試験問題です。

2世議員は自分で金を工面しているんじゃなく、支持を取り付けてるのでもなく、親の金とコネによる支持者を使ってるじゃないか!
と思われるかもしれませんが、親の金だろうがコネだろうが、少なくとも本人が支持者も引くようなろくでなしであれば後がまに据えてもらえる事などできません。
なぜ親の七光りが通用するのかと言ったら、親が支持者に対してそれなりの実績を積んでみせたからであって、親が実績を残せなければ子供にいく前に議員の職になどつけなくなって終わりでしょう。
それが一般の日本人にとって売国奴以外の何者でもないような議員であったとしても、その議員を支持する一定の勢力が支援したからこそ、日本の議席の一端を占める事ができたわけです。
これは2世が良い悪いと言う話では有りません。
日本全体から見て害にしか成らないような人物を議員に担ごうと言う勢力をこそ問題にすべきでしょう。

よく、庶民の感覚、主婦の感覚を国政へ!などというとんでもないスローガンで選挙に打って出る馬鹿がいますが、「ただの主婦」何ぞに国会議員になんぞなられてはこまるのです。
理由は簡単で
何の役にも立たないからです
議員になるからには、議員として政策を実現する能力を持った人間でなければ困るのです。

主婦しかした事ない人間が政治家としての能力が「絶対に」ないとは言いませんが、そんな経歴の人間が、一体選挙において有権者に政治家としてやってゆけると言う、どんな実績を担保にする事ができると言うのでしょうか?

何度も書いていますが、政治家が言葉で何を言っていたとしても信用する方が馬鹿なのです。
では何を以て選挙の際、投票の判断基準とするのか?

その人物が、既に議員として当選した事が有るのであれば、国政の場で何をしたのかを確認する事。
私が安倍首相や麻生元首相を支持しているのは、彼らが過去に実現した政治実績が大変国の為に成る物であったからです。
彼らが現在、政治家として発言する内容は、政治家としての足かせがはまり、何をどこまで信用できるかなど言葉どうりにとらえる事なでできはしません。
彼らの発言や、実際の政治状況、過去の実績、彼らの利害関係者のリストなどから、「推察」しるしかないのです。

では、政治家としての実績がない場合には?

前述したような政治家として必要な教養、能力が有るか否か、それらを利用して、政治以外の生活の場でどのような実績を積んで来たのか、です。

先ほど、主婦だからといって「絶対に」政治家としての能力がないとは言えない、という根拠は、自分の家の事だけしかやった事のない主婦では話に成りませんが、PTAや、自治会等の地域社会の組織に所属し、目立った功績を上げて来た、等と言う経歴の持ち主であれば、あとは演説などを通じて議員として最低限の教養が有るか否かを示せれば議員に立候補する資格は有ると思います。

立候補する条件が揃ったからと言ってそれで有権者から政策の支持を取り付けられるわけでは有りませんが。

では、2世議員の場合はどうでしょうか?
議員の親を持つと言う事は、それだけで、政治を行うという、どんな学校でも教えてもらう事のできない技術を、教えてもらっている人間であると「見なす」事ができるわけです。
もちろん、実際に全ての2世議員が手取り足取り政治講義を親から受けたとは思えませんが、子供の頃から政治家として生活する親と暮らす、と言う事は本人が意識するしないに拘らず、なにがしかの影響は受ける物ですし見よう見まねで政治の現場の空気を学ぶ事ができるでしょう。
もちろん、愛人の子供で親とは別居、年に何回もあう事もない、なんてのでは全然だめですが。
ただし、前述したように、政治家としての能力は実社会での経験無しには育まれようはずもない代物なので、2世議員がちょろりと学校卒業後2、3年会社勤めした後親の地盤を受け継いで、20代のガキンチョが立候補なんてのには大反対です。
最低20年くらいは実社会でもまれてから立候補しとけ!!!

政治という、教科書も学校もない仕事の実際を、親から手取り足取り、その「業界」の泳ぎ方を教えてもらえる人間と、全くのずぶの素人で、議会に出席するための手続きひとつから誰にどうやって聞いた物かもわからないような人間とができる仕事の質と量、早さの差は歴然としています。

もちろん、2世議員以外は役に立たないから議員になるなと言うのでは有りません。
同程度の能力、同じような政治理念の持ち主の2世議員と、素人議員なら2世議員の方が早く役に立つのは確実ですが。

一般人の中に優れた政治手腕や、突出した時代を作るような政治理念を持った政治家が生まれる事は当然考えられますが、2世議員が規制されていないからそういう人間が政治家として日の目を見ないなどと言う事はあり得ません。

前述したように、選挙に勝ち抜く程度の政治力を発揮できないような人間は政治家失格なのです。
時代を作るような傑出した政治家であるなら、能無の二世議員など蹴散らして頭角を現すに決まってますからそんな心配は無用です。
そうでないなら、そんな輩はどうせたいした仕事などできやしないので、落選したところで国民にとって痛くも痒くも有りません。
将来の大物が、力及ばず落選するのは、
訓練
です。
ここを超えられないならそこまでの器なのです。
器もない2世議員が当選するのはどうなんだと言うかもしれませんが、器のある大物を育てる為の必要障害物なのです。
大物が育った暁には落選するんだしね。

そもそも、考えてもみてください。議員職なんて、自由業よりはある面ちょっとまし、他面では自由業よりひどいような、身分の安定しない、怪しげな職業を、一般人が喜んで選ぶと思いますか?
怪しげな政治献金やらなんやら犯罪に手を染めれば別ですが、正規の議員報酬だけでは、次の選挙資金をためる事すらまま成りません。(無所属で出馬すればですが)
1回当選したら、退職するような年まで必ず当選して、「政治家」の資格がとれて落選しても給料がでるとか言うならまだしも、落選したらいきなりプーです。
そんな職業を選ぶと言う子供を支援する親など、まず普通の家庭ではいないでしょう。
子供が政治家に成ると言って喜ぶ親は、自分も政治家の親ぐらいです。

ここで、副題にした、政治家の種類と、中山議員と安倍首相にについて言及しようと思います。
誰もがご存知(ですよね!?)、安倍首相はかつての岸首相の孫であり、また、彼の父親の安倍晋太郎氏も国会議員でした。
2世議員どころか3世議員です(笑)

片や、中山議員は、親が議員だったわけではありません。
彼の悪名高いノーパンシャブシャブ省こと大蔵省(現財務省)の高級官僚出身の大蔵族の政治家です。
これまで長々書いて来た内容から、2世議員と非2世議員と言う事が言いたいのかと思われたかと思いますが、さにあらず。

この両氏の共通点をあげたいのです。
この両氏の共通点、それは、政治家として「実績をあげて来た、自分の掲げる政治理念を政策の中で実現させた」
ということです。

インターネットの中ではよく見るコピペだと思いますが、第一次安倍内閣での実績

安倍内閣、約10ヶ月間の実績(抜粋)

                                                                                                                                                    • -

北朝鮮経済制裁*朝鮮総連圧力 → 実施中
防衛省昇格 → 済
海洋基本法集団的自衛権 → 済・研究中
日米豪印4ヶ国同盟・韓国除外 → 実施中
サウジ等中東関係強化・中国サミット正式参加 → 実施中・拒否
宇宙基本法(偵察衛星) → 準備中
国家安全保障会議(日本版NSC)創設 → 準備中

国民投票法憲法改正9条破棄 → 済・準備中
犯罪収益移転防止法(マネーロンダリング) → 済
教育基本法改正*教員免許更新制度      → 済
少年法改正厳罰化 → 済
政治資金法改正(小沢10億円不動産禁止法) → 済

社保庁解体(非公務員化) → 済
年金時効撤廃法(時効の貰い損ね救済)     → 済
天下り制限・公務員削減・給与削減 → 済・準備中
国立追悼施設阻止・女系皇室典範阻止     → 実施中
「従軍」慰安婦捏造・南京「虐殺」捏造    → 国会で強制否定・未(否定の動きあり)

在日参政権阻止*人権擁護法案阻止       → 実施中
サラ金壊滅*パチンコ壊滅・同和利権にメス   → ほぼ済・検定規制強化中・実施中
在日朝鮮人資産凍結・在日特権剥奪       → 未

中山成彬議員の実績

大蔵省大臣官房企画官などを経て1982年に退官、政治活動開始
2004年の第2次小泉改造内閣にて文部科学大臣として初入閣
気違い日教組を抑えて教育基本法の改正を実施
清和政策研究会事務総長を務めたほか、かつて慰安婦問題で調査を行い、南京大虐殺は存在しないというレポート[1]を出した日本の前途と歴史教育を考える議員の会会長を務める。
2008年9月25日に麻生内閣国土交通大臣に就任するが、同28日に辞任。
原因は同25日の「成田反対はゴネ得」「日本は単一民族」、同27日の「日教組を解体へ」の発言に対して度重なる抗議を受けたため

中山議員の実績は、安倍総理の実績に比べてかな〜り地味では有るのですが、有名どころはこれでしょうか。Wikiの編集ですが。
安倍さんの実績が田中角栄並みに凄まじいので別格とすべきです。
中山議員は、あの気違い日教組にも負けず、それまで誰もできなかった教育基本法にメスを入れたと言うのは大金星です。

ただし、私は、中山議員は、これまで縷々として述べて来た、私の「政治家としての能力」という点からすれば、かなり低い。
なぜか?
何度も言いましたが、政治家とは、自分の政治理念を実現させてなんぼなのです。
よって、石にかじりついてでも政治家でいなければ成らないのです。
しかるに、大臣まで上り詰め、あれだけの実績を残しながら、時勢を読み切れず、あんな失言で麻生内閣の大臣を辞任するはめに成った。
いや、発言内容は全く問題ないんですよ?
ただ、自分の言ってる事が正しいとしても、時流と自分の立場と言う物を考えた時の引き起こす結果も読めないで、大臣を辞職する何ぞ、3流も3流です。
あの当時は、麻生総理へのマスゴミの捏造キャンペーンが溶岩流のような勢いを持っていた頃です。
脇を支えるはずの大臣が、足を引っ張ってどうする。
あのときの一連の騒動をみていた私は、中山議員の勇気を称賛すると同時に、
「このくそばかが!!!!そこまで空気読めないならいっそいすわれ!!!!」
とはぎしりしたものでございます。。。
ミンスの恥知らずの爪のあかでも飲んで欲しい物でございます。
みなさい、あいつらの駅のプラットフォームに吐き捨てられたチューインガムのような粘り腰を。

その後の、自民党とのドタバタ劇。
あれも、政治家としては失格もいいとこです。
同じ党内のそりの合わない議員と、いい年こいており合いをつける事もできずに公認をとる事もできず・・。

私はねずきちさんのブログの愛読者で、中山議員に関する記事ももちろん読んでいます。
中山成彬先生が狙われている

ねずきちさんは、中山議員が大好きなのでしょう、ひたすらほめる事しかしない記事です。
嘘ではないですし、中山議員が日本にとって得難い議員である事に私も異論はないのですが、何度も繰り返して言いますが、政治家は、自分の政治理念を実現させるため、忍び敵を忍び堪え難きを耐え、たとえ自分の信条に反する事であろうと、どんなにみっともなかろうと、政策実現の為のありとあらゆる手段をとるのが仕事なのです。
これは想像を絶するいやな仕事です。
それをあえて選ぶ「政治家」に、私は心の底ではこんな記事を書いてはいますが敬意を抱いております。
だれが、長年いがみ合って来た相手に頭を下げて、本来自分が公認として出馬したい選挙区の後がまになどと頼みたいでしょうか。
中山議員の当時の状況で言うなら、そりの合わない議員に頭を下げて、自分の後がまとして党の支部長職を継いでくれと言ったのかどうかはしりませんが、とにかく、調整をつける事ができず、結果として自民党は公認を立てる事もできず議席を落としたわけです。
これが事実です。
中山議員の信念か美意識かが許さなかったのか、単に力不足だったのか。
このようなときに際して、味方と成って動いてくれる人間より、足を引っ張る人間が多かった結果こう成ったわけで、これも政治家としての能力の欠如です。
ねずきちさんは、今回の選挙のときに中山議員の功績が地元に知られていないが為に今回の選挙でも当選が危ういと、選挙協力をと呼びかけていました。
しかし、当選する為に地元の有権者に自分がどれだけ有為な事を行ったか、宣伝するのも政治家の仕事のうちです。
自慢するような事は美学に反するなんて言ってる場合じゃないのです。
信念を持った政治家が落選したら国の損失、すかしてる場合か!!
マスゴミネガキャンする?
敵を陥れ、騙し、自分を雄弁詭弁で持って守り抜くのが政治家の必須スキルなのですよ、だから!
中山議員は、ねずきちさんの記事に有るような、高潔な人なのかも知れません。
でも、高潔さを優先させて政治家として政策を実現する為の能力にブレーキをかけるのであれば、それは政治家としては3流というしか有りません。
3流です!確かに3流なのですが。。。。

それでも、彼は政治家としての必須スキルとすっ飛ばすような奇跡を起こして当選しました。
なんと、自身の政治理念に共感する善意の支持者の必死の支援による復活という、ウルトラCです。

私ももちろんねずきちさんの紹介にあったTwitteでアカウントをフォローするなど、微力ながらの協力はいたしました。

それらの、じみなじみなじみなじみなじみな、小粒のこつぶの小粒のこつぶの、組織力など無いに等しいばらばらな支持者の活動の結果、今回比例で中山議員は辛くも復活を果たし、例の従軍慰安婦朝日捏造糾弾質問を行う事に成ったわけです。

ここまで、玄奘のお話と全く関係のない事を延々と書いて来たわけですが、やっとこ本の内容に移れます。

突厥の隠し財産の半分をハルシャ・ヴァルダナ王に横取りされ、残り半分の在処を吐けと拷問されているハザクを助けるため、正法蔵の遠慮深謀。
ハルシャ・ヴァルダナ王と対立する強国の王、クマーラ王のもとに玄奘を派遣します。
そして、玄奘は(正法蔵に踊らされただけでは有るんですが)首尾よくクマーラ王の「挨拶」という体裁をとった「出兵」を背景に、ハルシャ・ヴァルダナ王と会見をする事に成ります。

それに先立ったプラジュニャーカラとの会話です。

玄)ーしかしー
ハルシャ王というのは実に懸命な政治家だなあ!

ぷ)そうですね・・・
大変なインテリで文化人でもあり
無知なかいらい王や
欲ボケの暴君とはタイプが違うでしょうな

〜プラジュニャーカラの正法蔵との会話の回想
正)
「よいかプラジュニャーカラ
クマーラ王は玄奘の身柄の保護のため出兵してくれたのじゃ
玄奘とハルシャ王の会見が不調に終わればー
天竺仏教の存続ー
玄奘・ハザクの命の意ならず
天竺を戦場にしてしまう可能性も大なのじゃ
心してつたえよ…」

玄)…オレは ハルシャ王を説得しなければならぬのだな・・?

仏教排斥の中止
俺の帰国の援助
ハザクの助命ー
どれもこれも難題だ
俺と話したくらいでハルシャ王は考えを変えると思うか?

ぷ)玄奘さん
私はできないとは思っていませんよ
人を説得するのに必要なのは 何も
雄弁・詭弁・策略-
相手の欲求を満たす材料ー
そんなものばかりじゃありませんよ
いいですか
「熱意」や「誠実さ」というのは
古来からあり
今でも通用する説得法の一つなんです
それは誰もが持っていそうで実は
誰もが持ちえないものです

特にハルシャ王のようなインテリタイプには
決して舌先三寸の理屈は通用しません
頭のいい人には相手の小細工が見え見えですからね。

ですからー
ハルシャ王を説得しようと思うなら
私のような人間よりも
あなたのほうが成功率は高いんですよ

玄)あ ありがとう 
あんたのような頭のいい人にそんな風に言ってもらえるとは・・

ぷ)少し自信がついたところで
正法蔵様からの伝言お伝えしましょう
心して聞いてください

「出家の本分は
世の人の幸福に役立つことである
人々に尽くすは故国だけとは限らぬ
一切の利害得失は忘れるべき」


「政治家」の種類として、(役立たず、売国奴は除く)2種類に分類するのであれば、政治家の必須スキルである、「人間の屑」系能力に疎い中山議員は「玄奘型」と言え、安倍総理や麻生総理は、玄奘とまではいかないけれど、ハルシャ・ヴァルダナ王のレベルには「人間の屑」度が少し足りないけど、もうちょっとでそこに到達する政治家と言えるのではないでしょうか。

自分の「政策」を実現するのに、ハルシャ王的手段をとるのか、玄奘のような手段をとるのか、と言う事なのですが。
正法蔵のような手段をとれたら100点満点ですね。日本人の政治家であればここを目指すべきでありましょう。

「政治家」という職業が、「人間の屑スキル」を必要とする職業である事は厳然たる事実であります。
しかし、プラジュニャーカラが玄奘に諭したように、それだけが、現実の政治の現場で役に立つ能力ではない。
「誰もが持つ事ができるわけではない、持って生まれた才能による能力」としての、「人を説得する事ができるほどの」「誠実さ」や「熱意」。

政治家としての必須スキルに欠け、さんざん政治家として下手を打ったにもかかわらず、その人柄、その理想、熱意に打たれた支援者によってやっとこ当選した中山成彬と言う議員は、日本の風土が生んだ、希有な天然記念物政治家ではないのでしょうか。

政党政治の約束事を馬鹿みたいに破って、やっぱり落選しちゃった中山議員。
正法蔵が玄奘に伝言した言葉の、
「出家の本分は」を「政治家の本分は」に変えても、そのまま通ると思ったのが、この記事を書く動機でした。

そして、1支持者として、中山議員の姿をみて、この文章に当てはまる議員で有り続けて欲しいと、切に願うものであります。

人によっては、これだけ言ってるにもかかわらず、「故国だけとは限らぬ」の言葉に反発する方もいるかもしれません。
そのくせ、そういう人は自称「新自由主義批判論者」なんだから笑っちゃう。
新自由主義」なんて字を読んだだけじゃゼッッタイ何言ってるかわからん言葉じゃなくて、「自分さえ儲かれば他人がどうなろうとどうでもいい主義」っていえば、誰でも一発でわかるのにねえ。
「情けは人の為ならず」なのですよ。
もはや海が日本の安寧を守ってくれる時代は過ぎ、ゴキブリランドから病原菌のみならず毒塵が吹き込み、てめえの国が内乱だからといって命を張って国を変えようともせず、他人が命がけで守り作り上げた国のインフラにただ乗りしていい暮らしをしようとする恥知らずの難民がボートピープルとなってやってくる時代なのです。

日本の国益の為に、世界各国がとりあえず殺し合いは余り激しくやらず、難民が日本を目指して押し寄せる事がないようにするのも、日本の政治家の重大な仕事です。

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