つまみ細工の本 〜日本髪LOVE

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以前もどこかの記事に書きましたが、私はこのブログでアクセス解析などのサービスを全く使っていないません。
よって、ブログ村と、ブログランキングのポイントの入り具合と、アクセス総数でざっぱにアクセス状況を確認する事しかできていません。
それらもまじめに確認しているとは言い難いズボラーです。
それでも、ある程度は傾向という物が(多分)わかることもありまして。
兎やお花、本の記事でも美しく和やかな記事の場合は、ブログ村でのポイントが入ります。
ブログランキングでも一応ガーデニングカテゴリに参加しているのですが、まるでダメです。
これが、小難しい政治やら、文化論やらの重たい記事になると、ブログランキングの方でポイントが入ります。

ソレゾレのランキングサービスの雰囲気がそのままでてるなあ、と思う次第です。
正直言うと、見てて楽しいのはブログ村の方なんですよね・・。

さて、今回ご紹介するのは、つまみ細工の本。

つまみ細工の本―小さな布からはじまる美しい世界

つまみ細工の本―小さな布からはじまる美しい世界

正直、少し前までは、つまみ細工というのは舞妓さんのような特殊な職業で、あの日本髪を結うのでなければ全く縁の無い物であり、確かに本職が精魂込めて作った作品は美しいものの、下手な職人が雑に大量生産したようなものはダサダサもいいところで、七五三は遥か昔に終えてしまった身としては、日本文化LOVEの私にもかかわらず、あうとおぶがんちゅーだったのであります。

しかし、ここ数年、つまみ細工は職人がどんどん減って絶滅の危機、とか言われ続けていたというのに、素人による趣味としての地位がうなぎ上りに上がり、認知度も凄まじい向上をみせ、さらには、その作品の洗練度合いといったら!

その辺の、「おりゃあこれが家業だから仕方なくやってんだよ、ぶつぶつ」
なんて言う本職なんて、足下にも及ばないような洗練された装飾品が、これでもかと現れるように!
そして、手芸雑誌でちらほら特集をするようになったな、とおもっていたらあっという間に単独手芸本がでるまでに!
すごい出世の仕方であります。
これで、職人の減少にも歯止めかかるんじゃないかなあ。
ちょっと前まで、日本の伝統工芸で現代のアクセサリーを作る系のものは、軒並みダサダサだったのですが、ここ数年のこのジャンルの洗練度合いと来たら、まるで芋虫が蝶に羽化するがごとくです。

この本も、そのような華麗なアゲハチョウのような本。
作品数としては決して多くないのですが、つまみ細工の基礎となるパターンをほぼ網羅して、カラーでの大変丁寧な作り方解説が載っています。
フルカラーです。

その気になればここに掲載されている技法を組み合わせて玄人が使うようなかんざしだって作れちゃうのではないか。
少なくとも、七五三用の髪飾りは楽勝です。
そして、100円ショップで手に入るような金属コームに付ければ、コサージュじゃちょっと恥ずかしい、というような人でも、ガーリーな雰囲気を楽しめる作品が掲載されていて、夢膨らむのです。

ところで、副題に日本髪LOVEと追記したように、私は日本髪が大好き。
でも、現代日本であんな髪型、むりよねえ、とハナからあきらめていました。
新日本髪、手のもちょっと違うし。
なにより、根性無しで日本髪結えるほど髪を伸ばした経験自体が少ない。
でも、こんなブログを見付けてしまったのです。

すてき日本髪

幸田文の随筆で、娘である青木玉(旧姓幸田玉)さんが、娘時代、普段は洋髪だけれど、何か行事が有って振袖を着るときなど、自毛で島田を結ってもらうという話を読んで、ああ、戦後まだ浅い昭和の時代は、普通の家の娘さんが、結婚式以外のときでも日本髪を結って歩いてたんだなあ、なんて思っていたのですが・・。

この平成の世でも、こんなおねーさんがいるではないか!
そうだよ!
仕事に行くならともかく、自由時間に、日本人が日本で日本髪結ってで歩いて何が悪い!

と、クララ白書のマッキーのような耽美主義者の精神に火がついてしまったのですね。
現在、かろうじて鎖骨に届くくらいまで髪は伸びました。
どう考えても、桃割れだの、おしどりだのを結える年じゃないんだけど、

結ってやる!!!

そうよ!ゴスロリ嬢があれだけ堂々と闊歩しているというのに、日本髪で和服で歩き回って悪い事が有ろうか?

長年、髪を結うのがど下手だからと思っていたが、どのみち日本髪なんて自分で結うのは無理だ!
金のない学生時代ならともかく、今なら金にモノを言わせて美容師に頼めば良いのだ!

総白髪の、化粧でごまかせない正真正銘のバーさんになる前に、一通り結ってがっつり写真とってやる!


洋服用につまみ細工のアクセサリーもいいんだけど、やっぱり、藤のはなの、揺れるびらびらかんざしとか、桜のかんざしとか、柳にツバメとか、栗のイガイガ、紅葉、菊、萩、あじさい・・位はつけてみたい。
憧れを、ただ憧れにしてあきらめるなんて、つまらない。

成せばなる!
望めばかなう!
真に欲する事はそれを実現するための方法が降りてくるものであるよ・・。


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