薔薇の耐陰性

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全ての庭仕事ラバーズ&薔薇ラバーズにとって、薔薇の耐陰性が実際度の程度あるのか、というのは切実な関心事項ではないかと思う。
昔からこの上なく不満に思っていたのだが、種苗会社の薔薇の販売カタログや、育て方などに掲載されている耐陰性の記述。

あれ、どうにかならんもんか。
金とって情報を提供するならそれなりの事をしてほしい。

「耐陰性あり」というとき、ではどの程度の光量なら育つのか。
最適な(最大の花数をつける)光量はどれくらいなのか。
顧客が知りたいのはそこのところなのだが、初心者向けの栽培書にも、「耐陰性あり」などと書いてあればいい方である。
薔薇によっては、日本の夏場の強烈な日差しの下では弱ってしまう、かといってベランダの屋根の下では光量が足りなくて花が咲かなくなる、などというやりきれない品種がごろごろあるのだ。

種苗会社が新品種を作出する際は、どのような薔薇にしようかと設計案をねり、その条件に合う花をつくる訳で、その条件の中に耐虫性とか、耐病性とか、耐陰性とか、耐暑性とか、耐寒性とかも入る訳で、育種過程で最低この程度までは大丈夫という条件はわかるはずである。
もちろん、機械のいじめ試験のように、発売までに高々1品種のためにありとあらゆる生育条件を用意して、生育状況の比較データを取るなどというのは無理な事だとは思うが、

それでも「この環境であればこのような状態でこれだけの花がつく」という情報は最低持っているはず。

何も、「何ルクスの環境下では施肥量、回数XX、気温平均XX環境で○輪のつぼみが云々、とまで書けとは言わないが、直射日光が一日X時間以上あたる環境下でなければ花付きが著しく悪くなる、程度の記述は出来よう。

田舎に広大な敷地を持っている方なら、あちこちとりあえず鉢に植えた薔薇を置いて好みの場所を探るという贅沢も出来るだろうが、都会の猫の額の庭や、ベランダで育てる薔薇を決定する庭師にとっては死活問題の情報、それが耐陰性、耐暑性。

対外の薔薇はとにかく日光好きだが、同時に大抵の薔薇は日本の真夏の暑さの元になるギラギラ太陽は嫌いである。
耐陰性があると言っても、北向きの日陰の屋外なら全く問題なく幸せそうに咲いていたのに、南向きのベランダの、直射日光が午前中しかあたらない、明るい場所に持って来たら全く花が咲かなくなるとか。。

経験則で、だいたい、たぶん、この薔薇の系統ならこの辺が好きだろうな、というのはある程度わかる事はわかるが、プロの情報をはじめからプリーズ!!!


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