永久保交幽録

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永久保交幽録 琉球ユタ・はる (ぶんか社コミックス)

永久保交幽録 琉球ユタ・はる (ぶんか社コミックス)

永久保貴一氏の新刊。
オカルト物は割と好きで、本当にあった怖い話系大好き。
ただし、やはりオカルトものでも内容にはかなり差がある物で、
永久保貴一氏の実録オカルト系は中でもぴか一、必ず買っている。

何でもかんでも「霊のせいだー!!」
と言うような馬鹿は相手にしないとして、永久保氏のこの手のオカルト話は
「気」がらみ、文化人類学がらみ、歴史についての知識が裏付けとなって、
単なるオカルト物で終わっていないところが面白い。

この本は、「実際にあった怖い話」という、「本当にあった怖い話」の丸パクリではないか(笑)と言うような雑誌に連載されていた物をまとめたらしい。
沖縄のユタである「はる」氏の話をまとめた物で、これまでの実録系の漫画と少し雰囲気が違っている。

この本の中で一番印象に残った事。
「はる」氏曰く、
「霊は、自分では何もできません」
「悪霊が自分の意志で飛んできて悪い事を無差別にするなんて事はできない」
「霊ができるのは、自分の波動と同じ波動の人間にくっつく事だけ」
「悪霊ってのはくっついた人間に悪い事をしろって煽る」
永久保「でもそんな悪霊をくっつける波動の人間が悪いと」
「ええ。だってその人の生き様が悪い生き様だから悪い物を呼べる訳じゃないですか」
「波動が引き寄せるのは霊だけじゃない」
「人だけじゃない、出している波動で状況も空間も引き寄せます」
永久保「つまり悪い波動の人は悪い場所へ悪い時間にいってしまう」
「そうです。悪い人とつながるし悪い状況を重ねて行く。悪い運勢って悪い波動の繰り返しなんです」

いや〜実に心にすとんと落ちる話です。
昨今、音叉のメロディーをCDに録音した、聞くだけで運が良くなる系のCDブックが大流行りしましたが、これも同じことを言ってましたね。

「波動」と言うとうさんくさい気がするかもしれないけれど、「気が合う」とか、「育った環境が似ているので落ち着く人」とか、きれいに整頓された場所が落ち着く人、ごみためが落ち着く人。
これらは、「気が合う」→「本人が出している波動と一致する」→「同じ波動を出している環境に落ち着く」
っていう事なんでしょう。

「言霊」っていうのもありますね。
「疲れた」とか「めんどい」とか、ネガティブ系の言葉、汚い言葉を使っていると、物理的にもそれらの言葉の状況に合うような環境ができてしまう。

気をつけて行きたい物です。


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