春・夢二童話集

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竹久夢二の絵がすきだ。
港やで販売されていた文房具や、半襟や・・明治、大正、昭和時代の着物や建物、文化全般なんと美しかった事だろう。

この本もアマゾンにお勧めされて、表紙の美しさから図書館おとりよせ。
あの美しいカバーがない・・。ま、仕方ないか。
ほんの４ページだけ、カラーの奥付が・・。
印刷の出来、絵の選択どちらも今一。
結果として、つまるところ・・
本の内容の童話は話としてはぜんぜん面白くはなかった。

わくわくするとか、印象に残るような話ではない。
しかし、西条八十や金子みすゞの童話と同じ、古き良き日本人のあの息吹が確かに感じられる美しい話ばかりなのだ。
それに、この時代の小説や童話の、言の葉の美しさと言ったらどうだろう。

子供の頃は、この本に有るような美しい言葉遣いのドラマや、実際にこのような言葉遣いの美しい大人に、
たまさかは出会った物だったが・・。
今はめっきりそんな事はなくなった。
たまに、忙しさから逃れてこのような本を読むと、はっとその当時を思い出すのだ。
テレビ、ラジオと言えばどれをつけても下品な、他人を貶める事でしか笑いを取れない質の低い芸人とも呼べないような与太者が、意味不明の雑言をはき散らす「バラエティ」番組か、韓国の国家ブランド委員会からのの金を吸い取った電通にごり押しされた寒流番組かしか放送していないのだから、美しい言葉遣いの心温まる教養番組など期待するほうが無知という物だ。

国民の税金でまかなっている（強制徴収しているのだから税金以外のなんであろう）NHKからして韓国に金をつかまされて媚韓売国番組を垂れ流していると来ているのだから、民放などは推して知るべし。

我が家は、NHK受信料を支払わないため、もう何年もTVは無いが、全く生活上不便は無い。
まして、時折実家で見るテレビ番組に至っては、前述を裏付けする事さえ有れ、改善されたと思う気配すらない。
家に帰るたび、老親に「何も見る番組が無い」と嘆息される。
もはや、国民から捏造垂れ流しプロパガンダ垂れ流し金の亡者機関と認定され見放されてしまった、テレビ、ラジオ、新聞等、「マスゴミ」産業は一度行き着くところまで行って完全破壊と再構築を行う事となるのだろう。
それもまたひとつの時代という物だ。
願わくは、再生した暁には、夢二の生きた時代のような美しい、夢を持たせてくれる番組が主流となる事を願ってやまない。

なにゆえ、夢二に浸って美しく楽しい時間を過ごそうと思っていたのが、現実の世の慨嘆となってしまうのであらうか・・

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童話集 春 (小学館文庫―新撰クラシックス)