芍薬としもつけの黄色い葉っぱ

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今年も芍薬が咲いてくれました。
本当は芍薬は、葉弁の多い八重咲きのものは大量にほしい品種があるのですが、何しろ場所をとる上に、花が咲いているのは一瞬ときているので、今のところこの白い花だけです(涙)

ああ、やっぱり田舎の一戸建てに引っ越すべきか・・。
ああーら、植えても植えてもまだあのへんなんて何も植わってないわあ、花代もバカにならないから挿芽や株分けでどんどん増やして植えなくちゃ♪
なんて言ってみたい・・・。

この花が咲いているのもあと僅かですが、せいぜいうっとりして、後は切り花で購入して家に飾りたいと思います。

高校生ぐらいの時の雑誌の写真で、素敵な染付の花瓶に、薄桃色の芍薬が花だけ、4,5輪タップリと丈短く活けられた食卓の写真が有りまして。
これを見た時、この美しさを自分の生活で絶対実現するんだ、と思ったのであります。
うちの母はなぜか芍薬が嫌いで、子供のときは全く自宅に芍薬の花が飾られているのを見たことがなかったのです。

あの日から長いことたって、今では毎年、薄桃色、牡丹色、白の芍薬を必ず購入して部屋に飾り、花瓶は同じでは有りませんが、あの写真の雰囲気そのままの姿が私の家で再現されています。
これは私にとっての「幸せな生活」を構成するリストの一つです。
しかも、既に「あこがれ」ではなく「現実の習慣」となっている。

植物に限らず「あこがれの」というものはあるものですが、「しもつけ」と言う花も私にとって憧れの花でした。
これは花自体に憧れていたというよりは、文学の中に出てくる言葉が美しくて憧れていたのです。

図鑑で「こういう花化」と見るのが憚られるようなあこがれという意味では、以前の記事で書いたジャスミンに似てます。
そういう出会いじゃなくて、何かこう、偶然の出会いで、ああこれが、というふうに出会いたかったのです。

で、この黄色い葉っぱのしもつけさんは、まさしくそんな感じで我が家にやってきたのであります。
花の色はピンクです。

もうすぐ蕾が開きます。
芍薬の側に、暗い芍薬の葉っぱを補う意味で植えてあるのですが、いい感じです。


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