英国おいしい物語

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私が大学時代に出た本だった気がする。
当時は買う決意がつかなかった(いつも置き場所のことが・・)
そしたら、10年以上前か、近所の古本屋で100円で売っていたので購入。

小学生、中学生ごろ、イギリスのお菓子、料理を作るのにはまっていたので、この手の本に弱い。
イギリスの児童文学、庭園、家具、建築などは今でもやはり好きだ。
あの国の政治や、国民性としてのどうしようもなさは別として、
個人として親切な人間は沢山いるし、公平に見て日本人やブータン人、帝国時代の日本の教育を受けた台湾人は「文明人」の特別枠として、その他国民を民度で順位付けすれば結構上の方だと思う。

この本は、よりにもよって日本でイギリス料理のレストランを開いた夫婦が書いた本で、「伝統的イギリス料理」のレシピと写真、エッセイで構成されている。
軽い読み物としても楽しいし、イギリス文学には(実際おいしいかは別として)いかにもおいしそうなイギリス料理の名前が出てくる。
あれらを実際に作って食べてみたいと思っても無理はない。
私はイギリス人が作るのでなければ、イギリス料理と言うのは素朴で、普通においしいと思っている。
イギリス人に作らせるとなったら、まあ、大抵の物はまずくなる事を覚悟する事だ。
でろでろに茹でたスパゲッティに塩をかけただけの代物、皿の上に海ができるほどのサラダ油で炒めた大量のマッシュルーム、抹茶色の油で揚げたジャガイモと白身魚のフライに舌が曲がりそうな量の酢と塩を「おいしい料理」と言い切る連中だからなあ・・。

英国おいしい物語

英国おいしい物語