家政婦さんがやって来た!

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本屋でタイトルに魅かれてうっかり購入してしまった。
「家政婦さん」
働く女性であれば、誰でも一度は家事代行サービスを頼んでみたいと思うであろう。
私はてっきりこの本は日本で、家政婦さんを頼んだ体験談だと思って購入したのだが、なんと「中国で」という話で、騙された感は半端ない。

最後の方では、旦那は中国に残したまま、作者と子供二人だけ、日本に戻るのだが、その後日本で家事サービスを頼む事になったと、あとがきにある。
日本での家政婦話はこれだけだ。

まあ、海外に赴任する人にとって、現地で家政婦を雇う際の参考にはなるだろうが・・。

私は、日本に人件費の安い発展途上国の人間を単純労働者として入れる事は大反対である。
アホな政治家は、経団連の考えの浅い、欧米型の「数パーセントの支配者と残りの国民全て奴隷」社会体制に憧れる拝金主義者に唆され、日本の格差無し社会に移民という奴隷を導入する事で台無しにしようとしている。

「奴隷なんておおげさな〜」というかもしれないが、要はそういう事だ。
アホでお人好しの日本人は、「移民」の置かれている現状をまるで理解していない。
海外で、フィリピンやインドネシアなどの東南アジアの貧困国出身の出稼ぎ労働者が、どんな扱いを受けているのか、知ってから物を言うべきであろう。
日本で言う「家政婦」は、海外では「メイド」である。
そして、何の後ろ盾も無い「メイド」は、警察の目も届かない個人の家で奴隷として扱われる。
タダの奴隷ならまだしも、家中の男から「性奴隷」として扱われるなど当たり前の話で、働きが悪いと火をつけられたの、釘を打ち込まれたの、両手足をおられたの、食事を与えられないの、なんて言う事は日常茶飯、ありとあらゆる国で行われている。もちろん、先進国でも同じだ。多少頻度が少なくなる程度である。
一応日本でも地味〜に報道はされるが、テレビのニュースなどではまず報道しない。
インドネシアにしろ、ベトナムにしろ、フィリピンにしろ、国の政の長が虐待が「運良く」あらわになった際、国債問題として抗議はするが、所詮それでもその国で働く外貨が必要な貧乏国は泣き寝入りするより他は無い。

「数パーセントの支配者」が、わざわざ海外に出て行かなくても「奴隷」を使えるようにするために、海外からの移民が欲しいという訳だ。
日本人と同じ賃金で働く単純労働者など導入しても企業は楽にならないではないか。

短絡的な、頭の軽い連中である。
それが、どのような結果を日本にもたらすのか、あの阿呆どもはまるでわかっていない。
「手っ取り早く退治してくれるから、ハブの退治用にマングースを輸入して放牧しましょう」
連中のやらかそうとしている事はこれらとまるで次元が変わらない。
やろうとしている事の影響の、3歩先すら読めていないのだから、あきれかえった物だ。
「わかっていて、自分たちだけが支配者に慣れるようやっているのだ」
というのは、「3歩先」が「4歩先」になった程度のことで、自分のやっている事の意味すらわからないという意味で「3歩先」よりさらに救いが無いアホである。

「3歩先」は、自分のやる事の影響がわからず、きっとうまく行くと思っているアホである。
「4歩先」は、自分のやる事によって悪影響がでるのがわかっているにもかかわらず、それにより日本の経済力は強くなるけどうまみは全部庶民から自分にくる社会になると信じている。
日本の地位も、経済力も、工業力も、そのままもしくはよりよくなった上で自分らだけは永遠に特権階級でいられると本気で思っている。

当たり前だが、そんな事は絶対にない。歴史をみれば分かる話で、徳川だって、オーストリア帝国のハプスブルグだって、特権階級から転がり落ちているではないか。
転がり落ちた先が日本の平等社会になるのと、欧米型の絶対格差社会の底辺に組み込まれるのと、どちらがいいか、聞くまでもない話である。

私は、家政婦に来てもらう事にあこがれは有るが、その代金を考えると一定レベル以上の収入が無い限り日常的に頼む気にはなれない。
日本に置ける、一人暮らしの人間にとっての、その収入とは、最低ボーダー年収700万ではないだろうか。額面での話だが。
週に二回、掃除、洗濯、買い物、こまごまとした雑用、料理の作り置きなどをしてもらうとすると、月に7万弱程度は覚悟しなければならない。
同じ収入でも、生活にかかる基本額は場所にもよるので一概には言えないとはいえ、税引後の給与から毎月7万がさっ引かれて痛くも痒くもなく、老後の蓄えも出来る収入となるとこれくらいの額は必要ではないか。

子供がいるだの奥さんが専業主婦だのとなったらもちろん700万程度では夢のまた夢だ。
けれど、私は、日本における家政婦の給与は適正であると思う。
自分がやってみた場合に、もらいたい給与の額を考えれば、それが適正かそうでないかわかろうという物だ。
家事サービスの派遣会社を通さずに直接個人と契約すれば、それはもっと安くなるだろうが、それは、自宅に入れる作業者の身分保障も、仕事の瑕疵保証も、自宅で作業中の時の事故の補償も、その他諸々の人を使う事で発生する面倒ごとを全て自分が行うという事で、その労務の代金と思えばサービス会社へ入る金額もまた妥当である。

それを払いたくないというのは泥棒根性というものだ。

既に、日本では家事ロボットとして障害物をどかしながら掃除機をかけ、どかした家具を元に戻すような人形ロボットが出来ている。
「ありとあらゆる事」が出来るようになるのはまだ先としても、人形ロボットが買い物に行くなど、お財布ケータイ機能とgoogleマップ機能を組み合わせれば出来る。
掃除機がかけられるなら窓ガラス磨きも、玄関掃きも、床磨きも、洗面所掃除も、トイレ掃除も、食器洗いも出来るだろう。
洗濯ものたたみだって、先に洋服の形のパターンとたたみ方のパターンを組み合わせ入力し、センサーで判断したらその通りにたためばいいのだから楽勝だ。
家庭ごとに拭き終わった食器や、畳み終わった洗濯物のしまい場所を入力する機能を付けておけば整理整頓も問題無し。
最初の入力は面倒かもしれないが、そんなの人間を雇っても一通り説明が必要なのだ。
子供の迎えだって、防犯カメラと、警報音の発生機能、警察への通報機能をつければ出来る。
携帯カメラと同じ機能で仕事をしている保護者と直接保育園の先生が会話し、引き渡し認証機能をつければいいだけだ。

そんな家事万能ロボットが発売されるのはあと何年後だろう。
50万程度まで値段を引き下げて売り出せば、冷蔵庫並みに普及するはずだ。

家の中に他人が入る事に決して無頓着とは言えない私にとって、ロボット君が発売されるまでは、個別機能の機械で家事を助けてもらうより他無い。
全自動洗濯乾燥機と、ルンバと、オーブン、パン焼き機、食器洗い器・・
アイロンがけを自動でやってくれる機械は、ロボットが出来るまでお預けだなあ。

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