春のおしゃれ

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池田重子流きものコーディネート 春のおしゃれ

池田重子流きものコーディネート 春のおしゃれ

着物収集家として有名な、池田重子氏の収集した昔きものの写真集です。

学生時代、「日本のおしゃれ」として、日本で始めてといっていい、着物をトルソーに着付けて、しかも通り一遍ではなく当時の流行にそって半襟からしごきから、印籠や帯留め、筥迫等などを池田氏の趣味を存分に反映した素晴らしい展覧会が開かれ、いそいそと出かけ、感動した思い出かあります。

氏の、「実際に着ているように着物を組み合わせて展示する」という手法は、洋服であれば普通の洋服屋のショーウィンドーで当然のように行われているというのに、未だ趣味の良い、やる気のある古着屋以外、呉服屋と来たら、せいぜいが反物をトルソーに立体的に飾りつけて、帯を巻き付ける程度のことしかしていません。

まあ、新品の着物の場合、布地、帯地に結びじわがついたらそれだけで新古品扱い、ということがあるので難しいのはわかるのですが。

「日本のおしゃれ」展は大好評で何度か開催されていますが、その展覧会でも使用された美しいきものの数々が、これまた美しい写真でたっぷり堪能できるのがこの本です。
おねだんは少々高めなのですが、買って後悔することはありえません。

春夏秋冬全て出ているのですが、私のイチオシは「春」です。

表紙を見ただけでだれだって欲しくなります。
あの美しい、桜の半襟・・・うっとり。
表紙以外にもたくさんの桜の着物が掲載されていて、それぞれに素晴らしい取り合わせで着付けされています。
もちろん、顔無しです。

正直、これに、坊主でいいからマネキンの頭がついていて、かつらに日本髪や当時流行りの洋髪で、同じく池田氏が収集している髪飾りをふんだんに使った写真集だったらなあ、というのが唯一の不満。

帯結びも、立矢や、文庫など、華やかなものも掲載されていて、何より私は、振袖にしごきを結んだ姿が大好きなのですが、これが廃れてしまったのが悲しい。
自分に娘がいるなら必ず成人式の着物にはしごき、筥迫、日本髪、刺繍半衿に伊達衿つけて、フル装備しちゃうだろうなあ。

七五三の時の着物ではしごきつけてたんですが、その時も着物より筥迫と、つまみ簪と、しごきに夢中だったな・・。

古典的な柄のみではなく、アールヌーボー柄の着物もたくさん掲載されていますが、特筆すべきは、日本刺繍の数々の品の出来の良さ・・。
アップで刺繍の状態がよくわかる写真が沢山載っているのですが、もちろん今でも技術の高い日本刺繍を作成できる店・団体はいくつかありますが、その値段ときたら・・。

彼ら職人が嘆くように、当時のような細い絹糸と、細い針穴の針がもうできないので、当時と同じものを作るのは無理だ、というのが運十年前の常識だったのですが、現在は改善されているのかなあ。
一般人にも「小石丸」などという蚕の品種が有名になり日本古来の上質な蚕を高級品として日本で生産することも増えているような気がするし、細い針穴の針なんて、この日本国の職人技術を持ってすればいくらでも再現できそうなものだ。
採算ベースに乗るかどうかはともかくとして。
伝統技術の保護、ということで、国から補助を出してやって構わないだろう。
シナゴキブリに生活保護なんぞ恵んでやるのをやめればいくらでもやれるわ。

・・・うーん、美しい話でまたしても醜いものへの怒りが。。

またしても火病チョンが神社を全勝させよったし、次の参議院選挙では、シナチョンへの査証なし渡航の廃止を選挙公約に掲げるよう自民に圧力をかけねば!!!




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