ポポランの休日
ポポランの日曜日の優雅な暮らし:冬
NHKと坂の上の雲
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今、NHKのラジオをきいてたら、TPP参加について聞く、という事で安倍総理の話、オバマ大統領が今年中に交渉を集結させると開設をやってたんですが。
よりによって解説者がCanonの研究員。
自分さえ稼げればの頭空っぽの能無し教養無し、計画無き焼き畑商売人の前経団連会長御手洗の巣の無条件TPP推進者の手下じゃないかい
で、はじめは、問題点は関税の話だけじゃないんですね、安倍総理は健康保険について撤廃は認めない、自由貿易に反する数量規定も認めない、ISD条約も、金融に関しても日本の環境に合わせた物以外認めないと言っていて・・・と、おお、なんかまともな事言ってるぞ!
そうそう、アメリカの手前公然と大々的には言えてないけど、安倍総理はちゃんと選挙中もいってたよね、これ!
と聞いてたら・・・。
案の定、ISD条約で国の法律が条約によって問題になった事はないだの、関税の例外を勝ち取ると逆に無関税輸入枠を代償として押し付けられるとか、結局問題は関税だけだとか嘘八百を並べ立ててTPP無条件締結礼賛に終わってやがった。
あいつら、本とに、問題点は全部わかった上で自分の目先のカネのために焼き畑商売する気満々なのだという事が良〜くわかる。
しかし、NHKはぶれないねえ。
ニュース、社会特番の類いは、売国一直線。
実は、この間の日曜日、NHKの職員?が男と女の二人組で来やがった。
で、偉そうに玄関にでて来いという。
私は、昔TVをPCのTVチューナーカードで見ていて、そのPCのマザボが初期不良であの世行きになった際にNHKを解約、以来今に至るまでTVが無いので再契約はしていない。
もちろんTVを買わないのは売国NHKにカネを渡したくないからである。
ようするには契約しろ、TV無いのか調査だったんだが、
「NHKは反日TV局なので、NHKが有る限りTVは買いません」
といって追い返してやった。
とはいえ、この、坂の上の雲のような、すばらしいドラマとか、古代遺跡や文明の特集、科学技術特集などなどは見たい・・。
あと、クールジャパンも。
イライラするとこもある番組だが。
今年の正月は、YOU TUBEで、坂の上の雲の主題歌にはまって、前からずっと見たかったんだけど、何しろTVないし、レンタルビデオはめんどくさい、図書館のDVD
リストにも無い、DVD買うにもとんでもないぼったくり、というわけで見てなかったんだけど、NHKオンデマンドが有ったか!という事で、1月見放題を契約してみた。
ネット完結だしね。
この、番組単位で金を払えるシステムはいい!
売国番組だけ売れない、という事になればすばらしい!
大変結構な出来で、基本的には大満足だったんだが。
私はもとより、司馬史観というのが大嫌いなのだ。
自虐史観というより、結局のところあのての、日本貶しが大好きな連中に共通しているのは、日本人でありながら日本を批判する自分は、一般大衆と違って客観的に物事を見れる教養者!!
という、自己陶酔と、虚栄心が透けてみえるからだ。
このドラマの仲でも、さんざん、ロシアに勝てたのは日本の実力ではないという事をサブリミナルよろしく突っ込んでいて、原作からしてそうなのだから仕方が無いが、このドラマで出来の悪いとこはこれだけだ。
このての、日露戦争は日本の実力で勝てたのではない、イギリスの支援が有ったからだ、日本だけでは負けていたなどという頭の悪さ丸出しの馬鹿を言う輩が後を絶たないが、自分の頭の悪さをひけらかしてそんなにうれしいのかといいたい。
この世に、自分の国の実力だけで戦争のできる国など存在せんわ。
戦争というのは、今も昔も、その国のありとあらゆる力をかき集めて行う総合力で行う物であり、その結果は良きも悪き緒全てその国の実力である。
イギリスがいたから勝てたんだって、イギリスの協力が有ったのは事実だよ?
じゃあ、日本以外だって、イギリスに協力させりゃ勝てたはずジャー無いかい。
イギリスは、バルチック艦隊に日露戦争以前、コテンパにやられていなかったか?
そんなにイギリスが強いんだったら、何だって負けてんだ。
日本はイギリスが居なきゃ勝てなかったから日本の実力じゃない
イギリスが負けたのは、時の運。
アホ丸出し連中は、この手のダブスタを平気でやって自分の矛盾にすら気づかないのだから救い難い。
なぜイギリスが日本に協力したか?
日本が協力するに足る国だと判断したからである。
なぜそう判断したのか?
日本がそれだけの実力を持っていたから、日本が協力させるだけの外交を行ったからである。
棚からぼたもちで、自分では何もしようとしない国にうまい話が転がり込んでくるわけが無い。
なぜ、日本はイギリスに艦隊を発注する資金を、莫大な戦費をユダヤ資本から調達できたのか?
ドラマの中でもでてくるが、日本人が、投資するに値する能力を持っていると、投資家であるユダヤ人に評価される国民性を有し、それを実際の行動で持って世界に示して来たからである。
なぜ、実際の戦闘となった時、日本は勝てたのか?
東郷平八郎は、日本を救うために、ある日天から降って来たのか?
んなわけない。
あの、人種差別の激しい時代、日露戦争の遥か前に、自ら海軍が日本のために必要だと、自分を政府要人に売り込み、イギリス海軍学校に公費留学し、さんざんいじめられながらも負けずに耐えぬき、彼は日本帝国海軍の至宝たる「東郷平八郎」になったのだ。
なぜ、彼はそんな厳しい状況に耐えてでも日本のためにと努力できたのか?
命をとしてでも、どんな屈辱を飲んででも、日本という国を守りたいと思うほどに、日本という国の文化、風俗、国民のがすばらしい物であったからである。
それは、指揮官だけの話ではない。
ドラマの中にもでてくる、日本の戦艦乗りのあの質の高さ、能力の高さ、規律の高さ。
あのような乗組員が、カネさえ調達すればそれで手に入るとでも?
あのドラマはすばらしい物では有るが、後ひとつ、乃木希典を貶すだけ貶し、けなし尽くしている。
反面、東郷平八郎は凄まじいかっこよさだが。
乃木は、たしかに指揮官として、最終的な犠牲を少なくするため、「確実に兵を死なせる作戦」をとる事を逡巡し、結果として莫大な犠牲を出した。
ドラマの中では、これを徹底して叩いており、まるで、それを決断する指揮官こそがいい指揮官であるとの扱いである。
なるほど、軍の運用教科書的にはそれは正しい行いなのかもしれない。
しかし、どこの兵隊が、俺は有能な指揮官として、兵の損傷を最小に抑えるための作戦を立てられる人間だ、だからこれが正しい、お前等捨て石だけどな!
なんて言う指揮官の立てた作戦を、喜んで遂行しようとするだろう。
このエピソードを見た時、苫米地英人氏の著作の中での、大量虐殺を行う事ができる独裁者荷なる可能性のある思考回路についての話が横切った。
例え話で、暴走列車が駅にやってくる。
あなたはポイントの前にいる。
ポイントを切り替え、駅に電車が突っ込まないようにすれば、大量の人間が助かる。ただし、列車に乗っている人間は全滅だ。
切り替えなければ、列車に乗っている人も、駅に居る人も両方死ぬ。
あなたならどうする、というもの。
切り替える人、切り替えない人、どちらが大量虐殺を行える独裁者たる資質があるか。
答えは、少なく殺すためにポイントを躊躇無く切り替える人間、なのだそうだ。
まともな人間は、「ほっといたら2倍死ぬならこっちだけ殺そう」とは思えないのだ、と。
異論は有ろうかと思います。
私も、その場に居たら確実にポイントを切り替えられるかはわからない。
それは、私がいい人だからではなく、その結果を引き受ける覚悟が無いからだろう。実際にどうするかはわからないが。
それでも、なにか、そんなアホな話、時って捨てられない、もやもやとした気持ちが、この話を聞いて残らないだろうか?
そして、このドラマの中で、「少数の損害で住ませるために、兵を捨て石にする決断ができない乃木は無能」と明確に表現する、この思想にぞっとしないか?
この思想は、欧米、支那、インド、アラブなど、奴隷と支配者という構造が骨の髄までしみ込んだ文化圏では、常識というか、これ以外はあり得ない。
日本文明は、この思想と真っ向から相対する文明である。
しかるに、国営放送で放送する番組で、一見いかにも愛国的に見せかけて、日本の根底の文化を破壊するような思想をサブリミナルするとは何事かと思う。
「銀河英雄伝説」という、未来物の宇宙戦争小説が有るのだが、この中で戦闘の天才、ヤン・ウェンリーという提督がでてくる。
彼は、この中で、見方にとっていい指揮官とは、敵を大量に殺して、見方を少なく殺す指揮官、味方にとって悪い指揮官とは、味方を沢山殺し、敵を少し殺す指揮官、どちらに転んでも大量に人を殺す事に変わりはない、というようなことを言っている。
司馬も、バルチック艦隊を破る作戦を立てた、秋山真之に同じような事を言わせている。
まあ、この手の、敵を殺すのはいい事!みたいな土人的考えの日本人以外の連中の頭の中身に異を唱えるのは結構な事だが、私がひねくれているのか、日本人に厭戦思想を植え付けるため、日本の対馬会戦勝利をどうにかして貶めるために挿入したエピソードに思えてしまうのは、既に病気だろうか。