三橋貴明氏も「正しい事をしてくれなくちゃヤダヤダ厨二病」になってしまったのか

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最早今年は1月最低10記事という目標は完璧に挫折しているのですが、せめて少しでも目標の記事数に近づけるべく、涼しくなったことですし頑張ってみます。
とは言え、まだ突っ込んだ内容の記事を書く気力はないので「さらりのつもり」ですがとにかく吐き出しておきたい内容が表題となっております。

私は相変わらず毎日三橋貴明氏のブログ、新世紀のビッグブラザーへの読者ですが、ここの所ずっと、三橋氏の安倍政権の経済政策への批判記事を見ていて、氏の変節を感じ、その批判手法に疑問を感じるようになりました。

お断りしておきますが、三橋氏が安倍政権の経済政策を批判すること、そしてその内容は1から100までまったくもって正しく、氏の批判と、氏が提唱する経済政策を安倍政権がそのまま実行すれば日本の経済はさくさくどかんと上昇することは間違い有りません。

そういう意味で三橋氏の安倍政権への批判、非難は完璧に的を得ています。

また、彼が前回の衆院選での出馬を見合わせた理由として自民党から出馬し仮に当選してしまったら、党の意向に反して政権の批判をすることができなくなり、自分が議員となって成しうる仕事と、評論家としてフリーハンドで日本の経済政策を提唱することを、日本に対する貢献度で比較した場合、後者のほうがはるかに日本にとって重要であるとの判断で見送った、と言うのは全くもって慧眼であると思う、と言うのは以前の記事でも書いたことですが、この点に関しては今現在もそのとおりだと思っております。


では、三橋氏の批判の内容に文句が全くないにも関わらず、なぜそれが気に喰わないのか。

それは、氏が、「安倍政権が正しいことをしないと批判しているから」です。

なんだ、マルテツはやっぱり安倍信者なんだー、と喜ぶのは後にしていただきましょう。

ここから、本題です。
三橋氏の安倍政権批判(経済政策批判:移民政策なども含む)が、何故気に喰わないのかというと、表題に有りますように、「自分の言ってることは正しい。だからその正しいことをやってくれなきゃヤダヤダ厨二病」を発症しているからです。

これは、氏のブログ内容がこのような状態になる以前からいつか書くことになるかもしれないなあと思っていたことです。
それは、氏が「自分は経済の専門家であるから、それ以外のことには口を出さない」と言う趣旨の事を言っているのを読んで予感したのでした。
ああ、これでは政治家としてはたいして役に立たないかもなあ。
それどころか、下手すりゃ足を引っ張るなあ。と。
「政治家」としての視点を持って、「経済を語り、経済政策立案でもって政治に役立てる」という方向に行ってくれればいいが、と思ったのを覚えております。

現在の三橋氏の安倍政権批判の手法は、WJFプロジェクトという、売国厨二病安倍政権妥当シナ工作員のブログの記事をゴリゴリに批判した際の構図と有る1点を抜かして同じです。

違う点というのは、三橋氏の言っていることは(WJFプロジェクトの言っとるような根拠もデータも無いタワゴトと違い)何から何まで、信用のおけるデータに基づいての論理的根拠がある上に、氏の提唱する内容は、WJFプロジェクトの喚く「とにかく俺がこうして欲しいって言ってるとおりにしてくんなきゃヤダヤダ」という幼稚園児レベルの駄々と違って、プリントアウトして章節立てしさえすれば、そのまま政策方針として通用するようなものである、というところです。


一体、何を言ってるんだと思われるかもしれませんが、もうしばらくお付き合い下さい。
私はこのブログで繰り返し、「政治」というのはどういうものであるのかを日本国民が理解しないことには、国が滅ぶとの思いで「政治」について語ってきました。

「政治」とは、現実との妥協で国家国民が生き延びるための方策をひねり出すための際限のない戦いであり、学校で正解と言われていることをこれが正しいから採用しろと言ったらそれが通る事を保証してくれるワンダーランドではないのです。


三橋氏の提案する経済政策は竜頭竜尾ただしく、本来安倍政権は三橋氏の提唱する経済政策を残さずそのまま実行すれば、日本という国を未曾有の繁栄を遂げさせることが可能なのです。

では、一体、なぜ安倍政権はそうしないのでしょうか、というのが、ここしばらくの三橋氏のブログ記事からは綺麗に削除されてしまっているのです。

以前は、繰り返し繰り返しそれが提示されていました。

「それ」とはなにかといったら、なぜ安倍政権は、三橋貴明氏の経済政策が正しいと理解しているのに、わざわざグローバリストを利するような、日本の景気の腰折れをさせるだけの「財政再建論者」のための政策を行うのか、それが日本経済を潰してしまうと「わかって」いるのに、と言う「疑問の提唱と原因の提示」です。

現在の三橋氏のブログの安倍政権批判は、上記の「疑問の提唱」も「原因の提示」もなく、ひたすら「安倍政権は間違ってる-(間違っているのはその通りです。経済政策に冠する限り)!正しい政策はこれだ(その通りです。完璧な政策です)!正しい政策をしなかったら日本経済はおしまいだ(経済がダメージをうけるのはまったくもってその通りです)!」
という論調になっています。

内容がまともでなかったら、全くWJFプロジェクトの記事といっしょです。


では、「現在の」ではなく、「以前の」三橋氏の記事はどうだったか?

勿論、疑問の提唱と原因の提示、特に、「原因の提示」においては「ここまでやって大丈夫なのかな」というものでありました。

則ち、財務官僚の暗躍についての激烈な非難と、その国民への背任行為、売国行為についての徹底的暴露と非難、連中の詐欺与太話の粉砕です。

しかるに、最近の氏のブログでは、財務省の話は、統計数字を発表したことに絡めてちょろりと触れるだけです。

安倍政権が何故三橋氏の提唱する、日本を繁栄に導く「完全に正しい」経済政策を取ることが出来ないのかは、過去記事に書きました。

命にかかわる決断をするということ〜「政治家」安倍晋三が移民を推し進める決断に至った要因とその結果

そして、そんな理由があるからといって、国民が物分かりよく安倍政権の売国経済政策を「理解」する必要など無く、むしろ「実力行使で持ってそれを非難すること」が、安倍政権にグローバリストや売国財務省の圧力をはねのけさせる唯一の手段である、ということも。

安倍政権を【正しいことをしない」と、ただ責めたところで、出来ないものは出来ないのです。
教科書書いてある知識はただの知識でしか無いのです。

知識を現実のものとするためにはそれを実行しなければなりませんが、あいにくと「情報」があれば無条件でそれを実行できるなどということはこの世では
ぜんぜんまったく一般ではないのです。

例を上げましょう。(過去記事でも似たようなことは書いてますが)

あなたは会社員です。
会社であるプロジェクトを担当することになり、製造マシンの購入の計画を立てています。
A社の機械は高性能で、このプロジェクトのためにはぜひともこれでなければなりません。
B社の機械はA社の半分程度の性能。でも、値段は半額。

現在、同じ分野に乗り出そうとしているライバル会社が居て、ここで勝負に出なければこのプロジェクトでは完敗になることは間違いない。
よって、あなたはA社の機械を買うべしと、会議で熱弁を振るいました。
しかし、社長以下執行役員は全員、現在の会社の経営状態では勝負に出られる状態ではないので、B社の製品で行くといいます。
値段も性能も半分のB社製品は、故障率だけはA社の10倍なのです。
そんなもん買ったら失敗は目に見えています。

現在、会社は前代のろくでなし社長が引き入れた、スパイ正社員が好き放題に会社の中枢をのっとり、社長以下役員を脅しつけて好き放題やっています。
しかも全然尻尾を掴ませず、あまつさえ影でヤクザとツルンで暗殺者さえ使って自分たちの邪魔者をあの世行きにすることすらためらわないと言う有り様なのを、どうにか会社を潰さず乗り切ろうという悲壮な状態だったのです。
下っ端のあなたは、そんな事情はそんな事情はお構いなしです。
実はB社はスパイ社員に賄賂を送っていて、ここの製品を購入しない訳にはいかないというのも有るのですが、薄々その程度の事情は伝え聞いていても自分は正しいと確信するあなたは納得しません。

自分の言ってることはただしいいいい!!!
だからとにかくじぶんのいうとおりにしろおおおおおお!

・・・できるものならそうしたいですね。
でも、あいにく、あなたが「これが正しい、これが会社のためになる」といくら客観的データを持って証明したところで、現実の社会と言うのは「正しいこと」を絶対基準として動いているのではなく、「権力」を絶対基準として動いているのです。

故に、あなたのいうところの「正しい、会社のためになる」事を現実のものとするために必要なのは、「それがどんなに正しいか」の証明ではないのです。
(いや、それはそれでひと通りは必要なのですが)

「正しい」事を実現しようとするのを、おのが利己的利益を守るためだけに理不尽に妨害しようとする、道理を説いたところでどうにもならない確信犯のゴロツキどもを現実にどう排除するのか、その方法を考えて、実行することです。

物事を成すためにはどんなことにでも手順が有ります。

ケーキを焼くのに、混ざれば同じだと材料全部一緒に方に放り込んでからかき混ぜてオーブンに突っ込んでから電源入れたところで、ケーキになるわけが有りません。

ゴロツキを排除する手立てがないままゴロツキの利益に手を突っ込んだ日には、スズメバチの巣に何の防御もせずに石つぶてをぶつけるようなものです。
私には、100%無駄死とわかっていてもとにかくスズメバチの巣が邪魔だから、駆除業者たるお前はどうなってもいいから駆除してこいとは言えません。
羞恥心というものを持ちあわせておりますもんでね。

駆除してこい、というからには、駆除業者に防護服と、殺虫剤で武装させてやらなければならないのです。

その武装とは、国民による実力行使での、政治家が、「正しいことを行なうことを妨害する勢力」への攻撃である、と繰り返し述べてきました。。
それを日本国民が安倍政権に手渡す事を怠っている限り、吾々には安倍政権を非難する資格は有りませんし、非難したところでなんの役にも立ちません。

別に安倍晋三という政治家が、財務省に立ち向かう正義の政治家だと確信しているわけでは全く有りません。
繰り返し同じことを言いますが、私は政治家というものに完璧など求めておりません。
あの魑魅魍魎の世界で、この国を守るための某かの政策を一つでも実現させられたならそれで十分であるという程度の認識です。
政治家というものの評価をそこまでゆるくする理由は実際政治という仕事が骨折れ仕事であることは勿論ですが、あのような労多くして益少ない仕事をやろうという日本人は少なく、そのうち有能な人間でそんなことを考える人間は更に少ないのを認識しているからです。

仮に神様の保証付きの正義の政治家とやらが安倍晋三の代わりに首相の座についたところで、「正しいこと」を行なうことが可能な「権力」もいっしょに神様からもらってこない限り、やれるこたあ安倍晋三と一緒です。

スズメバチの巣に至る道を封鎖する政治が気に食わないからと、政治家相手に石つぶてを投げたところでスズメバチは死にはしません。
政治家がなぜその道を封鎖しているかと言ったら、その理由があるわけで。
道を封鎖する政治家ではなく、政治家に道を封鎖させているスズメバチの巣に、日本国民全員で、青酸カリなり、火炎放射器での火炎なりをお見舞いして駆除しなければんらないのです。

そうした後、それでも政治家が道を塞いで、自分たちの懐に金が入ってくるように、通行料をとりまっせ、と言って国民を詐取しようというのなら、その時はじめて政治家に向かって火炎放射器を噴射する意味が有るというものです。

三橋氏には、ぜひとも「安倍政権がー!!!」ではなく、「なぜ」安倍政権はわかっていて日本経済を外国に売り渡そうとするのか、という事を説いていただきたいものです。

以前のように。

もっとも、三橋氏にも既にノーパンしゃぶしゃぶ省こと財務省の魔の手による脅しの魔の手が行ってしまっているのかもしれませんが。
そうであるなら、政治家連を責められないのと同様、三橋氏を責めるわけにもいきませんけどね・・・。

脅しに屈するなんて!と、自分は安全地帯で喚くなどというのは恥ずべきことだからです。

少なくとも彼は、安倍政権の、日本経済を奈落の底に突き落とす経済政策の何がどう間違っているのかを、必死で広報してくれているのですから。
氏の啓蒙に目を開かれた日本国民が立ち上がり、安倍政権の「政策」に「NO」を突きつけ、財務官僚の圧力をはねのける盾を生む事に成ればいいのですが、
今の氏の広報方法では、スズメバチの巣こと、売国ノーパンしゃぶしゃぶ省の連中といっしょに安倍政権もあの世行きになりかねません(日本国民が仮に本気で立ち上がることがあったとして、ですが)


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